トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

選挙終了〜!

知ってる人はそういうこと(笑)。知らない人はまた今度。


選挙が終わった。この国の方向性を決定付ける大事な判断をする日が終わった。自民大敗民主躍進。公明現状維持。共産微増。社民埋没。自民の大敗は予想の範疇だったが民主の躍進は意外だった。これは民主が凄いのではなくて用は与党に文句を言いたい人の受け皿が共産ではなく民主だったって事だろう。その証拠に勝ちに行った地方選挙区でことごとく敗戦をきしている。

共産もやっときがついたというか学習能力がかろうじてあったというか。この度は負け確定の選挙区からは早々に撤退し、珍しく候補者を絞って選挙戦を展開。場所によっては勝った。にしてもトップ当選がほとんど無かったところからもこれが積極的に国民の支持を得たことでないことが解る。用は暫定的だったということだろう。

さて、これを踏まえてなにが予想されるか?気が付かれただろうか?今回の選挙、経済的な公約を掲げた候補がかなり少ない。私の知る限り埼玉ではほぼ皆無。かろうじて公明が再チャレンジ支援と高齢者再雇用を口にしたくらいである。メインは福祉と環境。こっからして少しずれてる。現在の2大命題は『少子高齢化』と『格差社会』であろう?これに異論のある人は少ないと思う。では選挙でここをクローズアップした人がどれだけいた?

国政ではないから盛り込めない?嘘をつけ!国政の判断をうけて地方自治体でどう具体案に落とし込むかが鍵だろうに。たとえば政令指定都市。もっというと東京都。なにが公約に掲げられた?オリンピック?冗談じゃない。戦後直後の日本じゃあるまいし。オリンピックは選挙が終わってから石原氏が直に言っているように『実現できない』絵に描いた餅だ。本人は『招致する夢を与えたかった』と言い訳している。語るに落ちたとはこのことで確信犯だったのだ。選挙目当てだったと糾弾されても言い訳できないのだ。

オリンピックはその五輪が示すように5大陸をまたぐ意味が込められており招致場所は5つのブロックを回る形で行われる。アジアで最近行われた以上、すぐに日本に回ってくることは常識から言ってありえない。だから石原氏のオリンピック構想はあんなにせせこましい開催提案だったのだ。もとよりやる気の無いオリンピックに真剣にあんるはずが無い。

さて、話がずれたが。東京は政治でも中心的な意味を持つその都知事ともなれば一国の総理と変わらない政治手腕をとわれるのは周知の事実。それがもはや景気が良くなったから経済のことは先送りといわんばかりの選挙戦。だから銀行つぶすんだよバカたれ!

儲かったらそれを平等に分配する。これは見かけ上偏った平等分配になる。金額を平等にしたら意味が無い。多く金が必要な計画もある。つまり、必要な金を必要なだけその計画と将来性に投資する意味での平等が守られなくてはならない。でも駄目らしい。これでは残念ながら格差は埋まらない。

いつになったら女性が安心して子供を産み育てられる社会になっていくのか?いまだこの国の将来は暗い。