トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

お家騒動

以前に30代の人たちが一番ストレスにさらされているのでは?との趣旨の日記を書いた。実際、その手の新聞記事もちらほらと見かける訳ですが。

我らが会社でまたストレスにより戦線離脱する幹部社員が出てしまった。かわいそうに。30代にして大抜擢の人事だけに心配はしてたのよね。曰く、耐えられればよいが・・・。


予想道理こけちまいやがんの。かわいそうに。


そもそもこの業界儲かりすぎんのよ。いや、儲かるというより商売として安定してるというほうが正解か?世間様の企業と同じでやれコストダウンだのなんだのいわゆる経費節減の類は枚挙に暇が無い。ただ、商売として安定しているかは別の話。この間、友人と話していてよりそう思った。

たとえば車業界を一つ例にとって考えると、車が売れないなんて世界は考えずらい。車の売れ行きが良すぎて日米で貿易摩擦になるくらい売れている。昨今、若者の車離れが叫ばれているけれどまだまだ業界を震撼させるレベルじゃない。つまり、お客はいて潜在需要もあり、供給サイドは供給量を調整することで利益を出し入れできる状態ってことだよね。より多く儲けようと思えばコストを切るか、より付加価値のある商品を生み出せばいい。買う客は常に一定数いる訳だから。

ところが、業界によっては商品の生産量が決まってしまうものもある。大きく言うと石油産業。小さく言うとパチンコ屋。この手の商売は供給商品が生産のキャパの問題で限界がある。石油も需要に応じてガンガン掘った日には掘り尽くすか値崩れをおこして激安になっちゃう。つまり商品供給量を調整することでしか儲けを出せない。ということになる。これはあまりよくない。なぜか?業界が一人のガリバーによって仕切られる独占市場ならまあ何とかなる。だがいくつかの業者が参入しているとどうなるか?住み分けが進んでいる業界ほど悲惨で、業界再編が簡単に起こる。

たとえば、どこぞの石油プラントと仲の良い石油販売会社があったとして、その販売会社が一つの石油供給元につき100社あったとしよう。ある日石油があと10年しか掘れないとわかったら石油産出元はどうするか?100社全部に供給しなくなる。だって会社潰れちゃうもの。そうすると販売会社はどうするか?熾烈なシェア争いが始まる訳。だってより多く安定して供給できるところに販売元は売りたいでしょ?

そうすると、弱小代理店は淘汰されてゆき強いところだけ残る。そしていくつかの中堅販売代理店は石油産出元本体に吸収されてしまうのさ。最終的に産出元は気が付く。自分で売ったほうが儲かるってな。こうなった時が本格的な業界再編である。大規模代理店はつぎの産出元を探す努力を始めるだろうし産出元は業界のシェアを独占すべく再編作業を推し進める。

さて、そこまで行かないにしても会社内でこの手の組織編制の再編成化が起こることがある。『風が吹けば桶屋が儲かる』でどこかの部署で問題が起こればそのカバーは関連部署が行うのである。

この度、残念ながらまた一人ストレス性の精神病で戦列を離れることになった幹部社員の代わりにうちらの部署の管理職がヘルプに行くことになった。さあ困った。私が計画した今年の組織運用状況にまた変化が生じてしまうではないか。


折角、自分の方は自由に動けるように手を打ったのに回りがギクシャクし始めた。

これが一時的な状況でなくしばらく続くとなると近い未来の予想は意外に簡単だ。倒れた管理職はラインを外れて閑職へ配置転換。我らの頭が暫定的に代打を続ける形に。そうすると頭が次に壊れる。この間多分半年。頭の抜けた穴は次期かしらがやるのだろうが、このお方がどれだけもつのか。能力的にはスーパーマンだから問題ないけど、残念ながら人望が無い。ここが壊れたら次の人はベテラン。


その次は私。実際候補に上がっているしな〜。まいったねこりゃ。転勤の予定は来年に設定していたのにな〜。