トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

デス魔終了。

よかった生きてる。


思いのほかこの度の品管は問題なく進んだ。ユーザーから高評価を頂き品質体制の理解を得られた。今後は私の信用をもって納品が可能となる。責任は重くなるけれど業務効率は以前より飛躍的に向上する。後は今まで暖めたアイディアを形にする作業に精を出すことになるだろう。目指せ海外派兵!インドか中国にいきたいな〜。


さて、期待の新人教育だが。あれから大分言葉使いがまともになってきた。課長から『まだ完全じゃないが、大分よくなったね。』との評価を頂いた。見た目が可愛いらしくファンクラブが出来た。現在5名が所属。もちろん私は興味が無い。同僚や別の職場の先輩には『うらやまし〜』とか『よかったな〜ToT』とか『あまり厳しくしないでよ〜辞めちゃわないようにきを使ってさ…』と言われているが全く意に介さず。出来ないもんは『しばく!』言葉遣いがおかしければ『扇子でひっぱたく』言い訳は一切認めない。まずはやってみてからだ。出来ないのに文句をたれた場合。蹴りを入れている。『頭を使え!次の作業を考えて段取りしろ。』と。

何事もそうだと思うが、まずは真似から入る。真似もろくに出来もせんのにガタガタ言うのは許さない。工夫は基本を身につけた先にある。できなければ辞めていただいて結構。あなた程度の人材はいくらでも訓練しなおせる。と伝えてある。

この使えない新人を利用して現在人材育成マニュアルを作っているところ。出来上がったら他の新人で試してみてデータを集め、『人材品質マニュアル』として上に提案するつもり。今後、優れた人材は殆ど誕生しないと私は踏んでいる。いわゆる即戦力ルーキーは通常の学生には生まれない。圧倒多数の使えない新人と極々少数の精鋭新卒が混在する世界が訪れていると思う。とすれば、極小の精鋭新人を獲得するよりアホを確実に育てるマニュアルの方が有用性は高い。しかも、即戦力ルーキーが画一化される傾向にあるのに比べたたき上げの奴らには意外性が隠れていると確信する。

優秀じゃないものにもそれなりの戦い方はあるのだ。戦いは兵の優秀さ、数、物量だけでは決まらない。リーダーの統率力や訓練指揮能力も重要である。いままでは一定の指揮官が存在した。しかしこれからは指揮官不在の責任取りたくない世間である。いくら少数の優秀な新人をそろえても集団でつかいこなせるブレーンはもはや絶滅しているのだ。従って、使えないルーキーを使って指揮官を育て、育った指揮官と共にしぶとい戦いを部下が行う世界が必ず来る。そのとき優位になるのは0から育てられた成長する経験をもった元アホ新人達だと思う。彼ら彼女らは知っている。自分の勝ち方を。だから諦めない。元から底辺だったから。そして確信しているはずだ。成長するかぎりいつかは勝てることを。

そんな人材群を意図的に組織する仕組みが会社にあれば今後その会社は必ず伸びてくると考えている。