トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

起業家の話

最近読んだ起業家の後日談が面白かった。曰く、起業家は会社に理念を持たせ社員に夢を見させ続けそして夢を実現し続けなければならない。だそうで。起業家本人が社長になりたいからとの理由で社長になった起業家の会社は簡単に破綻する。社長が社長になった段階で目的が達成されてるからだだそうだ。その通りだね。

そして、理念がそこで大事に成ってくる。理念とは夢らしい。ただ起業間もない間はでかい夢は聞く人をあきれさせる。だから極近い社員にしかいえないなんだそうだ。まあそれも解る気がする。

そして起業した会社はそもそも『社員様』に仕事していただくのが大変な事らしい。業務命令を下せるのは安定した給料と社会保障を可能にした一部の企業だけなんだそうだ。その通りだ。こっちだって安月給で働けるかっての。今の私は中国で会社の補助で2つの中国語学校に通ってたりするけど・・・。実際、給料的には必要経費を差し引くと実は国内にいた頃より収入は減る。それにも関わらず自炊して生活してあまつさえ、本来自分の業務じゃない顧客技術サポートまでして英語や中国語を駆使して仕事にあたっているのは『タダで語学研修』してるというメリットを感じているからだ。しかも、そんな不利な条件で中国に長期赴任しようなんてお人よしは私の部署には私一人なんで競争相手がいない。これは非常に魅力だ。自分が下りない限りこの環境は労せず手に入るからだ。じっくりネイティブ中国語を聞きガッチリものにして帰るワイ。そしてついでに英語も上達してきた。中国人は殆どの人が英語を使う。片言でも非常に発音が綺麗。日本はその点遅れすぎ。

話を戻すが、そんな中小零細企業が国内産業の99%を支えている日本だから、私は『社員様に働いてもらっている』という視点は大事だと思う。で社員は働いてやる代わりに会社という器を利用させてもらう訳だ。3年もの間、語学研修費のみで生活費を工面せず中国にい続けるなんて事が出来るのは一部の金持ちのガキだけだ。社会人になったら資金面でも時間的にも語学留学なんて不可能だ。だが、これが仕事で赴任命令が出ているといとも簡単に出来る。今の状況がそうだ。ついでに英語も学べるし、ワールドビジネスも若干学べる。お陰で国内にいた頃よりいろんなものが見えるようになったよ。

お客じゃない国内一流企業の技術者や中国法人の社長に個人的に人脈を持つ機会にも恵まれた。こんなの日本じゃあり得ないつながりだ。

こういう社会的、個人的メリットがあると踏んで経済的なリスク、安全上のリスク、健康上のリスクを背負って中国赴任に手を上げたんだ。

自分は起業に興味があったが、一体何をしたいのか解らなかった。今、強烈にやりたい商売が見えてきたように感じる。うちの会社は後、10年先には壊滅的になっている可能性が今のままだと非常に高い。潰れていなくても創業一族が社長や主要役員から下りなきゃいけなくなるのは眼に見えている。下りなきゃその時は会社が消滅する事になるだろう。

役10年この会社にいて何が悪くて儲からないのかだんだん見えてきた。こうしたらもっと儲かるのにとか、こうしたらもっと良い会社になるのにというアイディアが10や20じゃなきかない数になってきた。わざわざ儲からん方向に話が進んでいる気がしてならない。正直歯がゆい。まあワシはヒラですが。

儲け話はそこココにある。そうやって日銭を稼いでる間に10年後、もっと儲けるためにやってみたい事がこの会社にあるんだ。その私が思い描く10年後の儲けている会社ならチャレンジできるかもしれない新規事業がある。それを私は担当して会社を興したいと思っていたりする。ちょっとココまで来るのに時間がかかっちゃったな。今から10年後じゃあ、ワシが社長になると決めた年齢を6年も過ぎてしまう。

でも諦めてませんけどね。

可能性は広がるものだから。ねぇ。知ってる?英語と中国語が話せるようになると世界のどこ行っても大概会話がなんとかなるんだぜ?それだけ知り合いが増えたら私の与太話にも笑って『馬鹿馬鹿しい話だがお前に投資してやる』って酔狂な知り合いが出てくるかもしれないジャン!

日本人をなめるなよ。

世界で唯一、灰の中から世界1位の経済大国へ成長した民族なのだから。核爆弾も日本人を止める力にはならなかった。戦争の大敗も日本人を止める力にならなかった。バブル崩壊も、リーマンショックも日本を沈没させる力にはならなかった。その日本がいま味方によって滅ぼうとしている。本当に洒落にならん!

世界一のお人好し民族!日本人が簡単に滅んでたまるか!