トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

中国の若者

中国の若い世代は凄い!


勢いも凄いがいい意味でも悪い意味でも非常にアグレッシブな考え方である。


1.『お金は死んでももっていけないから今使う!(老後は考えない)』
2.『今楽しい事が重要。(将来はなるようにしかならない)』
3.『仕事は嫌い。(楽して儲からないかな〜?)』
4.『若いのだからなんでもありだ!(おっさん、おばさんはもう古い!)』


大体この4つは頭の中に持っている人が多い。20代〜30代の人はひと世代前の中国人の方達とは根本的に違う。1年ちょいしかまだ住んでないが、キリスト教徒の中国人とイスラム教徒の中国人女性に知り合った。どちらも日本語上手だった。会話は半分日本語。半分中国語。


日本の同じ世代はこちらに比べると『守り』に入っている印象が非常に強い。まあ、攻めに転じろって言っても守りたくなる気持ちが非常にわかるくらい攻めにくい国内事情があるから無責任にはいえない。


でも、こうやって日本から出てきてみると、外も悪い事ばかりではない。言葉も習得できるし、世界で仕事する厳しさを知る事が出来る。一番大きいのは如何に日本が安全で、暮らしやすく、平和な国なのか本当に良く解ることだと思う。こっちでは水一杯安心して飲めない。私はこちらへ来て一度も水道水を口にしたことがない。純粋に危ないから。洗い物には使うけど、飲むのは無理。



驚いたのは中国人の知り合いの3割り程度は『ジュースを飲まない』事だ。お茶は安全だけれど、ジュースは中国で作っているので駄目なんだそうだ。これがポイント。中国人自体が中国製品は危ないって思っている事が本当に多い。海外製を買っておけば間違い無いと考えている。そんで日本製は高級品。物によっては超高級品で、しかも日本から持ち込んだものが最上級だとみんな異口同音に言う。中国産の日本製品は2級品なんだそうだ。まあ製造業に関わる自分から言わせてもらってもその通りだけど…。


ちなみになんで中国のお茶は大丈夫か?と聞いてみたところ中国茶は『漢方薬』の側面があって非常に品質管理が徹底されている食品の一つでこれは国がかんでるからめったな事が出来ないかららしい。


そんな中国の若い世代は英語圏や日本に興味が非常に深い。実際、この国のほとんど偉い人は英語圏へ長期国費留学経験者で占められている。英語はベラベラが多い多い。中国へ来てもし英語に自身があったら生活には困らない。ローカルなお店は通じない事もあるかもしれないがデパートクラスならまず通じる。そのくらい英語の就学率が高い。


日本の優れた学習能力や知恵や技術も語学と絡めた形でイノベーションを起こす時が来ているのかもしれない。私は戦国史が好きなのですが、海外に着てから明治維新に興味を持ちました。外からの影響や海外を視野に入れた日本のありかたなど、国内だけで勝負していた『戦国史』には感じられないエネルギーを感じています。


同じ世代の者として、負けたくないよね。頑張りたいですよやっぱり。



日本のサムライは健在だと海外に発信したい気持ちが最近少しわかるようになってきたかも知れません。(ご先祖様はお百姓だけどw)