なんだか字面だけ追っているととても寂しい題名ですが…。
100円土鍋ってご存知でしょうか?
百円ショップとかでも売っている一人用の小さい土鍋のことです。
器の代わりに使ったりしている場合もありますが、なかなかどうして本当に実用が効く優れものなのです。
ただ、通常の3〜4人前用の土鍋と同じく陶器ですから『割れます』結構、あっけなく行きます。上薬やらもともと材質が土のせいなのかガラスみたいにバリーンとは行きませんが、徐々にひびが入り限界を迎えでバカッと行きます。
それでこの百円土鍋。料理に使うと結構便利。コトコト煮たいときなんか熱を維持するので非常によい加減に煮ることが可能です。まあ、通常の土鍋より耐久性に劣るかもしれませんが、そこはちゃんと使いこなすコツがあります。このコツは通常の土鍋にも共通して通じるので知っておくと便利です。
そのコツは『目止め』です。でんぷん質の素材で土鍋特有の目を塞ぎ強度を向上し、余計なにおいなどが料理に移らないようにする作業です。
具体的には一握りの米か小麦粉を土鍋で煮る。これだけです。
目止めが無い土鍋はもろく百円土鍋などですと、割れる可能性が高くなります。土鍋は土で出来てますから細かい土素材の隙間ににおいや水分がしみこみ強度を下げたりにおいが移って残ったりします。これを目止めで防ぐわけです。
さて。
目止めが完了した鍋で何をするか?いろいろありますが、一番解りやすく感動的なのは『炊飯』です。米を1合炊けます。炊飯ジャーならば最低2合炊かなくてはなりません。1合炊きのジャーが昔ありましたが今は全てのジャーが可能になったのかしら?
で。
水加減や火加減をカスタマイズする必要がありますが、炊く時間その物は30分もかかりません。ものの10〜15分です。これは100円土鍋の有利な点です。あ、ちなみに『蒸らし』の工程を炊飯時間に含む場合は30分かかるとお考えください。
土鍋で炊いたご飯はその辺のお米でもワンランク上の味わいに間違い無くおいしく炊き上がります。もはや感動的なレベルです。これで高級米にカスタマイズした炊き方で米を炊いたらきっと涙することでしょう。そのくらいおいしく炊き上がります。お米が立っているというのを視認で来ます。
やり方を簡単に説明すると。
1.米を研ぐ。
2.鍋外面に水をつけないように米を鍋に移す。
3.適量の水を入れる。
4.ガスで炊く。強火は基本使わない。中火〜とろ火を使う。
5.強火は一瞬、仕上げに使う。
6.ふたは取らないで炊き上げる。
7.しっかり、蒸らす。
8.ガッツリいただく。
まあ、ざっぱにこんな感じです。時間とか水の量とかはいろいろコツがあるのですが、探ってみてください。水は基本炊くお米の1.2〜1.5倍。米の新しい古いとか、米自体の特性により変化します。洗い方の方も調整します。
めんどくさい人は1合のお米を3回あらって、180gのお米1合にたいし220g程度の水で炊けば行けます。コツはしっかり水を米に吸わせること。2時間は鍋に入れたまま放置が基本です。この工程を疎かにするとふっくら炊けません。
で。今日は
湯豆腐をつくりました。
米炊いたんじゃないんかい!
まあまあ。
この湯豆腐が思いのほか美味しいの何の。その感動を伝えたくてブログを書いたんですが、何かおかしかったでしょうか?