トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

閉塞感が漂う

飛ぶ鳥を落とす勢いの中国経済ですが、2009年のリーマンショック意向、その経済的隆盛にも陰りが見られるなんてえのは昨今言われ始めている事です。

こちら、中国無錫の駐在員をしておりますと肌でその凋落を感じる次第で御座います。

確かに中国経済はまだまだ勢いがあるように見える。でも、中小企業をはじめとした『現場』には今までに感じなかった閉塞感を感じるようになった。これは肌感覚というか体感温度というか。現実の数字を伴ったデータで示されるものではなく、現場に居る人間の『感覚』的なものである。

沈没する船からネズミが逃げ出すように何かきな臭さを感じているのが現状である。もうアメリカを含めて何処が一箇所の超大国が世界経済を引っ張るなんて無理になってきた。中国経済も同じことが言える。過去の日本がそうであったように中国は前例があったお陰で発展したに過ぎない。


しかるに、現在2012年は本格的に前人未到の世界に突入した感がある。どこにもどの歴史にも存在しない新しい価値観を確立する必要が出てきている気がしてならない。歴史に学び必要な当たり前を実行しつつ、新たな価値を開く挑戦を仕掛けて早く形にできた国がきっと頭一つ抜きん出る。そして現在そのチャンスは日本が一番近い位置にいると思えてならない。