営業部に配属されていた私と同じ中途入社の同僚が4/20付けで退社した。営業マンとしては中々優秀な人物でかなりの営業成績を残していた。普通、営業と言うと歩合給が大きくてノルマが達成できていないと薄給だが、ノルマが達成できると歩合給がたくさんもらえるようなイメージです。ですが、営業スタイルの問題もあって我が日本本社では歩合給が無い。
ノルマは存在するが、歩合が無いのでやっている人もやっていない人も給料で大きな差は出ない。営業はのるかそるかのリスクを背負う為に給与が上がり下がりする訳なのにそりゃ優秀な営業ほどいやになると思う。特に今回やめてしまったSさんは国内有数のお客様を獲得して伸ばしてきた人物だった。
話を聞いてみたら、実は昨年から辞めるつもりで準備をしていたとの事。本当は年末には辞める気だったのに年度末になってしまった事を話してくれた。次の仕事も決まっており、ガンガン稼ぐ気でいた。彼ならば大丈夫だと確信する。でも非常に残念だ。彼の営業マンとしての能力もさることながら非常に人柄も良い人物だったので会社の人間関係を良好にたもつ意味でも役に立つ人材だった。
いま、我が社はこういう『好漢』がどんどん辞めている。じわりじわりと人間の我が崩れているような危惧を抱いております。今のうちならばまだ打つ手はあるだろうが、いずれ早晩手遅れになると考えている。
