週間ダイヤモンドで『老後難民にならない』と言う主旨の記事が載ってる号がありました。
老後難民って何?
あまり聞かないフレーズですが…。要するに定年退職後、もしくは現役引退後に生活が立ち行かなくなる状況を『生活難民』では無く『老後難民』と表現しているらしい。
中身は老後の資金作りに終始する内容なのですが。一部、健康管理やメンタルヘルス的な部分もありました。でも読み進めていくうちに思う訳です。
これって、『ちゃんと仕事があって定年まで安定して勤められた人の話でしょ?』と。
今のご時勢、大手電機メーカーの開発部門ですらリストラされる状況ですよ?どうやって定年まで勤め上げるのよ。職も転々としていつの間にか年金も払ってない状態になっていて年金需給年になったら冷たく窓口で『積み立て期間が足りていませんね悪しからず』ちゃんちゃんなんじゃないの?そっからどう復活するかが難民にならない事に通ずるような気がしますけど。
これってそもそも難民になる確率の低い人たちに書かれた記事に思える。まあ、捉え方から行ったら『比較的めぐまれた人も難民の可能性がある』ということなのでしょうが。
私は自分に子供が出来ることがあったら学資保険のつもりで子供名義の投資信託でも始めた方が建設的だなと思う。デフレだなんだといったって日本の物価は世界でも有数の高物価な訳でありますから、どうしたって生きるだけでお金がかかる。税金が上がり、年寄りに生き難い世の中になっていくのにそれを捉えて難民とは酷い言い草だなあ。
ありとキリギリスじゃあないですが、それこそ20代のうちから金融リテラシーを磨いて準備するような日本ならもっとマシな現在を再構築できるのかもしれませんね。