(ブログ記事抜粋)
母よ、こんなワンピース作れたんじゃん! と言うと
「しょうがないじゃない、貧乏で服が買えなかったんだからあの頃は作るしかなかったんだよ」
今はもう作れないよ、服作るの嫌いだし、と言う。
好きこそ・・ではなくて、生活苦こそ、ものの上手なれ、って場合もある。
(抜粋終わり)
裁縫の話題で昔は貧乏だったんで母親が裁縫してくれたんだって。しかも結構可愛いものを姉妹の為に作ってくれたんだって。そして後年自分が母親になって聞いてみたら『昔は作るしかなかったんだよ!今は作らないでいいからつくらん!だって裁縫嫌いだし!』って母親がいっとると言う話。
うちの母上は裁縫の才能が本当に無かった。いろいろありますな。縫って作ったズボンが真っ二つに裂けたとか縫った場所が素地と反対色の縫い糸の為、完全に場所がわかるとか。ボタンをつけたところから糸が出てるとか。本当に適当な母親だ。お陰で我ら兄弟、裁縫も得意。ボタン付けや簡単な綻び程度ならソーイングセットが有れば自分で直す。ものの5分も掛らん。
それ以上の生地が割けたとかなら買った方が安いので諦める。あと生地から洋服を作ることも出来ない。まあ、これはやる必要がないからね。
今、思い返すと兄弟が得意としてる料理、裁縫などの基本スキルは全て母親にセンスが無かった為に発達した能力だったのだなと思える。結局人間品質に対してどこまで要求したいのかは根源的にわかっているって事なのかな?母のクオリティーでは不十分なので自力で必要十分レベルに引き上げたって事か…。
やはり、生活の中に修業ありだな(笑)
お後が宜しいようで。