トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

ソーシャルビジネスの可能性

日経新聞記事にノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏の記事が載っていた。グラミン銀行の創設者なのでよく知っている方も多いと思う。彼の本は以前読んだ。マイクロファイナスという極々小額の融資をバングラデシュで行い貧困世帯を救ったという話。そのユヌス氏が日本の現状に多くの若者への『ソーシャルビジネス展開』を望んでいるという記事だった。

(記事抜粋)

社会にはマイクロファイナンスでは解決できないさまざまな問題があります。私はそれらを解決するために、さらなるソーシャルビジネスの展開が必要だと思うようになりました。現在、グラミン銀行から発展した複数の企業はグラミン・ファミリーと呼ばれています」

「その一つ、グラミン・ダノン・フーズは、フランスの食品会社ダノングループとの合弁会社として2006年に設立されました。これはバングラデシュの農村で日常の食事からは摂取されない必須栄養素を補助することを目的とした栄養強化ヨーグルトを子供に提供することを目的としています。グラミン・レディーと呼ぶメンバーたちが自分たちの村で戸別販売するという流通経路を設計することで、子どもたちの栄養状況を改善するとともに雇用の拡大にもつながっています」

(記事抜粋終わり)

つまり、政府や行政では解決できない問題をビジネス化する事で解決しようと言うのがソーシャルビジネスの原点のようだ。『社会起業』ともそっくりだと思う。ようは『世の為人の為ビジネス』なのだろう。この記事の中でユヌス氏は問題を解決する際、大きい問題を細分化し、解決可能なところから少しずつ解決する事が肝要と説いている。利益優先でないところがソーシャルビジネスの今までの企業活動ではないところだが、正直難しい。


・持ち出しのボランティアとどこが違うのか?

NPOとどこが違うのか?

・社会起業とどこが違うのか?


多分明確な違いなんて無い。ようはどれでもいいから問題が解決して上手く行けばよいのだ。