トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

タリーズコーヒーの思い出

『はじまりは一杯のコーヒーから』


この本を読んで感銘を受けたのは一体何年前だっただろう。今はみんなの党参議院議員になった某誰かさんが経営していた会社が、起業して大きくなるまでの苦労話だ。


いろいろあるのだが、その本には共同経営者として『ミッキー』なるあだなの人物が出てくる。ロクに経営に参加せず、資本金を提供した事をいい事に某誰かさんが必死に働いているタリーズを食い物にしているような体で書かれた人物だ。


現在、ミッキーさんは日本にはおらず、海外でカフェを営んでおられる。誰かさんが議員になった後に『はじまりは一杯のコーヒーから』で語られている事は事実無根と言う事で雑誌に大々的に掲載された。ミッキーさんの主張に寄れば、資本金の提供と自分と自分の両親の土地を担保に長年資金を調達し、要が無くなったら切り捨てられたとの事。実際の店舗運営も殆どミッキーさんが行なっており本の内容は全く逆だと言うのだ。


法廷闘争に発展していないので決着していないが、そもそもミッキーさんは思い出したくも無い裏切り者の思い出なのでなんとかしたいと思っていないらしい。むしろ忘れたい事だという。


で。タリーズコーヒーは2006年に伊藤園に買収される。これは非常にガッカリした出来事だった。タリーズも結局巨大企業には敵わないのね…。などと同情していたものだ。ところが。買収当時の状況は以下の通り!


日経新聞記事より)06年秋の買収時、タリーズは4億円弱の営業赤字と約20億円の累積損失を抱えていた。ところが翌年度からは営業損益は黒字転換。12年4月期には累積損失も解消した。

 原材料や資材の仕入れや物流を見直したほか、販売データも日時管理できるようにした。店舗には空港、駅、ビジネス街など立地や客層に合わせてメニューや内装を変えられる権限を持たせ、採算改善に道を付けた。(記事抜粋終わり)


なんだ全然駄目だったんじゃン。


これで一つ合点がいった。元参議院議員松田こうた氏、元タリーズコーヒージャパン代表取締役は離婚経験がある。本の内容を鑑みるなら自立した非常に聡明な女性らしい。実際、雑誌騒ぎの際も、みんなの党出馬とあいまっていろいろご苦労されたご夫人である。なぜそれほど聡明な彼女が子供もいたのにそれなりの社会的立場と収入のある人と離婚していたのか?


答えは子供に良くないからだろうと推察する。


どんどん過去の良い思い出が化けの皮が剥がれておかしくなって行く。実物を見に行ってパネルディスカッションとか聞いたりしたけどあの頃感じた違和感ってこれだったのだろうか?


以前の日記にも似たような事を書いたと思うが。


人間の感性って本当に凄いのね。もっと自分の直感を信じてみようかな。


私の直感が訴えている項目が最近あるんだよな…。