今、日本人及び日系人は間違い無く中国で肩身が狭い。
つうか、いよいよ自分が住んでいる無錫の治安がやばくなりつつある。目立った被害は無いが、恐らく報告されない被害が既に出始めていると思われる。
で。そうなったら普通、会社の人事部や総務部辺りが一回連絡してくれても良さそうなものだ。もし、何かに巻き込まれてそれこそ人死にでもしたらどうしてくれるのだろうか?正直安いよ?私の入っている損害保険、生命保険。会社がかけてる保険も安い安い。
でも何も連絡来ない。
ひとりで過ごす分には中国人に紛れ込めるので問題無く安全を確保できる。だって最近中国人か台湾人に間違われる事はあっても日本人や韓国人に思われる事は少なくなっているから。
でも、会社には何人か日本人がいる。当然、自炊派の私と違って外食派が大多数。なので、集団で出歩く事がある。これは危険。道端で日本語をベラベラ話しながら馬鹿笑いしてる若い奴がいる。こういうのはもうヤッテクレと言っているようなものです。殴られても文句は言えない。外国人扱いされるというのはそう言うことです。
だからこういう緊張事態になっているときは外で日本語は厳禁。特に18日は外出も禁止。屈辱の日だから。
流石に私も警戒し始めました。
で。中国の会社幹部が説明に来てくれた。
『中国と日本との国家間の問題であって、中国人が全部が全部敵対視している訳では無い。』『でもあなた達の身が危険なのは理解して欲しい。』『何かあったらどんな些細な事でも直ぐに報告して欲しい。必ず助けになる。』『暴力に巻き込まれそうになったら、兎に角反論せずにその場を逃げて欲しい。そして連絡をして欲しい。必ず助ける。』
英語と中国語で話してくれた。私は中国語で大体解ったがもう一人は英語じゃないとわからないので英語でも話してくれた。通訳はいたんですけどね。
なんと心強い言葉だろうか。
『遠くの同属よりも、同じ釜の飯を食った仲間だよな。』と思うけど、こういうこと言って置きながら平気で裏切るのが中国人なのよね。チャンちゃん。
だから、まだ彼らにとって利用価値がある我々だからこそ、『助ける気が今のところある。』という事を知っておき、自覚しておかなければならない。中国人はよほどの義侠人で無い限り、見返りが無いものを助けるお人よしは一人も居ない事をよく覚えておいて欲しい。儲けの出ない仕事は絶対にしないのだ。
で、遠くの日本人よりも近くの中国人。
これは迅速に役に立つには場合によっては信用出来なくても急場しのぎに『目的が一緒なら手を組む』というのが大事という教訓をまなんだなあと思ったってことで。