トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

切手も切れない関係

反日運動尖閣問題で進めてきた中国。ところが中国経済に反日運動がブレーキをかけているという。

【以下記事抜粋】

日本からの投資、日本への輸出が減れば景気浮揚は難しくなる。京セラ、TDKなど日系約500社が進出する生産拠点の同省東莞市。市政府の担当者は日系企業に「困ったことがあれば連絡してほしい」と声をかけている。日本企業の撤退だけは避けたいからだ。

【抜粋終わり】


東莞市(ドンガン市)は悪名高いフォックスコンが10万人の工員を抱える巨大城下町があるところ。中国のブラック企業がかたまっている治安最悪地帯。中国人すらあそこは危ないといって憚らない。現在も中国最大の治安最悪地帯だが、それでもギャングが出て行ったりして少しはマシになったらしい。ここにうちの会社あるんですがね。


東莞市曰く、『多くの中国企業は日本製部品のお陰で製造できているのであり多くのコア部品は日本製を抜きに製造出来ない』との事で日系企業にサポートするから出て行かないで〜!と悲鳴にも似た懇願をしているのだ。


だから、日本は優秀だとかざまミロ中国とかつい最近まで言っていた自分ですが今は少し変りました。


こういう状況なんだから『反日やめませんか?』と言いたい。にっこり笑って握手しながら、足の踏み合いするよりも、開き直って協力すべきところは協力した方が効率も良いし、お互いに儲かりませんか?


オリジナル技術を造成してモノにするにはどうしても中国人の手先の起用さをもってもあと10年は掛る。それが日本以上の競争力を技術的に持つには30年は掛るだろう。それも今まで通り成長し続けての話だ。そうなる前に日本との協調関係が破綻すればインド、インドネシア、タイが上り調子な現在、未来永劫、中国に高い技術力が定着する事など有り得ない。


今こそ長年の怨嗟の鎖を断ち切り、お互いに歩み寄る好機だと私は思う。