トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

ハイパーインフレ日本の破綻

ブログで面白い記事を見かけたので転載。

(以下記事抜粋)

廣宮孝信氏は、ロゴフ教授の内債破綻事例分析中、背景分析がしやすい1970年以降の42例の背景を調べ、内債破綻は3つのパターンに集約されることを指摘しています。

1)政情不安(内戦など)25件 
 国家存亡の危機ともなれば、内債といえども返済は保証されない、というのは考えれば当然かも知れません。

2)実質外貨建て 13件 
 物価変動リスクを回避するためなどの目的で、内債ではあるものの、ドルなどの外貨とペッグした債務も少なくありません。経済危機に際して、それを強制的に国内通貨に強制転換する、などの事例があります。 現在の欧州危機もPIIGS諸国などの債務は自国で自由にコントロールできない共通通貨、ユーロ建てであることから、万一破綻した場合はこのパターンのひとつと考えられます。

3)高インフレ対応 4件 
 少数ですが、物価連動債の破棄など高インフレに対応するために内債のデフォルトを選択した事例も記録されています。

(抜粋終わり)

続いてブログでは『内債が破綻することは実際にときどき発生するが、その原因は3種のみであり、これら3種の原因の中で、日本国債が近いうちに陥りそうな状況はない』と結論しています。


過去の経済史から言っても、昨今いろんな人たちが吹聴しているハイパーインフレなんてものは極々少数派の奇異な出来事で実に可能性としては低い話だと思わざるを得ません。かといって、100年に一度のリーマンショックがあったじゃないかと言われればその通りですが、『じゃあ誰かそれに備えた人が日本にいましたか?』と言う話です。確定していない未来をあーだこーだ言われても所詮、今考えうるベターを選ぶしかない訳で、それで失敗したからだから何?って話です。少なくも現状、長いデフレ不況にあり、しかもそのデフレ状態を続けても今後景気が良くなる可能性が極めて低いならやり方変えてみるしか無いでしょう?って事だと私は思っています。それでだめならその時また考えるしか無い。少なくもデフレは20年間成果を出さなかった状況なのだから、やり続ける意味が私には解りません。だから、ハイパーインフレが〜とか言われても『だって他に方に方法あるの?』と言いたい。有るなら教えてよと。もう、打つ手数で何とかしないといけない状況だと思う。下手な鉄砲も数うちゃ当たるで、明確な正解が導けないなら思いつく最善の方法を数多く試す以外に無い。論議だけしている暇も余裕もないのだと私は思う。兎に角、実行あるのみ。駄目なら直ぐに修正すればいい。それでだめなら、即中止!


私は日本の借金がドンだけ増えようが、日本は破綻しないと思っている。乱暴に言えばお札刷ってしまえとかになるが、もっと単純に日本に借金してる国が多いからだと思っている。アメリカや中国ですら日本から金借りてるでしょ?しかもその借金を今すぐ返せ!と言ったら返せるか?返せるわけが無い。アメリカほどの超大国が返せない借金を取り立てる国が日本なのです。世界各国の日本から借金している国を並べたら一体何カ国になるのか?数えた事無いけど。決して少なく無いでしょう。


日本が破綻するって事はこの日本から借金している国に一斉に



『借金返せこの野郎!』



と問答無用で言いつけるということです。じゃ無いと日本が破綻してどの道借金できないことに成りますよと。そんなこと有得ますか?世界大戦みたいな状況で日本以外みんな敵にでもなら無い限り有得ません。日本が破綻するってのはそう言うことだと私は思っています。ギリシャみたいなクソ国家ですら破綻をおそれて借金棒引き、借金肩代わりをするのです。日本が破綻なんて一体誰がほって置けるっての?



だから日本は破綻しない。最悪、宝くじ並みの確立でハイパーインフレになって日本が飛んだら、それこそ連鎖破綻する国は二桁行くでしょう。そしたら未曾有の世界不況確定。そのまま第三次世界大戦ですよ。自国通貨発行権を持ち、しかも世界有数の信用力を持つ基軸通貨の一つ『円』は日本は回りの国が破綻させないと私は思っている。


だからと言って野放図は出来ないだろうが、それにしたって今までが今までなのだからやり方を換える必要があると思う。相対的に日本はまだ世界のどの国よりも『マシ』なのだ。そして最悪日本が世界に見放されて潰れるタイミングになってもまだ通貨を刷って『チャラにする』という禁じ手が残っている。やるかどうかは別にして、そんな二重三重にセキュリティーのある日本円及び日本が何をリスク、リスクと叫ぶのかよく解らない。むしろ、現状を論議だけで行動しない事がリスクを大きくているとさえ思う。


潰せるものなら潰してみろ。この極東の島国を舐めるとミサイルより恐いのだよ。極論を言えば、兵器も金が無きゃ飛ばない。ミサイルだって核だって維持費が掛かる。金が無きゃつかえない。その通過で最強なのは今マダ間違い無く日本円だ。日本は武力で勝てなきゃ、経済で勝つとのスローガンで戦ってきたのではないか?でも経済大国になって日本は勘違いした。経済大国第1位が世界最強だと思い込んだ。


これが間違い。


究極の経済大国はもっている金の量で決まるのではない。『もっている信用力』で決まるのだ。リーマンショックを食い止めたのは日本の外貨準備資金2000億ドルだった。日本に信用力が無ければ、日本円に信用がなければこの資金だって瞬時に底をついたはずだ。日本がもっている2000億ドルだから意味があったのだと私はおもう。


日本の信用はまだまだ高い。ここが勝負どころだと考える。いい加減日本も商売上手くなろう。国内で金が回れば中国もアメリカも決して恐くない。資源の無い日本は国内で経済が回るようになったら海外との過当競争に一定の抵抗力を持つことになる。今がその分かれ道だと私は思う。来年の8月参議院選挙がひとつの決定打になると思う。