トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

ザビエルと日本人

日本の各地で布教したザビエルは日本人から質問されて答えに窮してしまった事があるそうです。

日本人の質問
1.そんなにありがたい教えが、なぜ今まで日本にこなかったのか?
2.そのありがたい教えを聞かなかったわれわれの祖先は、今、どこでどうしているのか?
3.自分たちは洗礼を受けて救われるかもしれないけれども、洗礼を受けず死んでしまったご先祖はどうなるのか、やっぱり地獄に落ちているのか?

ザビエルの答え
キリスト教においては、洗礼を受けてない人は皆地獄行きです。

日本人の追及
あなたの信じている神様というのは、ずいぶん無慈悲だし、無能ではないのか。全能の神というのであれば、私のご先祖様ぐらい救ってくれてもいいではないか?

ザビエルは詰んでしまい本国へ泣き付く。

【ザビエルが送った本国への手紙より】

『日本人は文化水準が高く、よほど立派な宣教師でないと、日本の布教は苦労するであろう』と。当時の中国にも、韓国にも、インドシナにもこうしたキリスト教の急所を突く人はいなかったとの事です。

さすがと言うかなんと言うか。仏教伝来の国、日本では多神教的な側面が定着しやすい。もともと【八百万の神】の国ですからね。更に日本人の国民性。自分以外の先祖と子孫も視野に入れて幸せを考える。

いま、この過去を踏まえて未来を育てる考え方が廃れているのが問題だわな。後ね。所詮、仏教とキリスト教では種類も程度も違うから上手く行かない。そもそも宗教の程度を分類する考え方の一番最初の内外相対で切られてしまうから…。