トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

中国の指導者一新

習金平国家主席が先の全人代で誕生した新生中国だが、昨年の尖閣問題がおきてからギクシャクした日中関係が問題になっている。


中国最高峰の大学『清華大学(世界大学ランキングは東大よりも遥かに上)』の学生たちによるともはや日本に学ぶべきものは無く、いよいよ米国と対等にものを言う時代に入ったのだと言う。一人っ子政策花盛りの1980年代。このころの世代を『80后(バーリンホウ)』と呼び小皇帝と揶揄される甘やかされて育ったわがまま世代と捕らえられている。もっと酷いのが90后(ジュウリンホウ)90年代育ちで、学級崩壊やニートが出てきたのも、この世代だ。で、その世代が今後中国社会の中堅にたつ。習金平氏はその上の世代、文革文化大革命1967-1677年ごろ)時代に青春を送った世代だ。上の世代がやる気でも実際の実行世代が一人っ子の世代では、儒教思想の根深い中国で跡取りの一人っ子を戦争にやるような政策に舵は切れないと言うのが一般的な見方だ。

(記事抜粋)

尖閣の件で戦争にはならないですよ」、くしくも私のビジネスパートナーが言った。理由を聞くと、「一人しかいない子供を絶対戦争には行かせません」「徴兵なん
かして子供を取られるようなことがあれば、即暴動。中国史上最大の市民暴動になるでしょうね」つまり、中国軍は戦えないというのだ。

 日本から見ているとおっかない中国の軍隊だが、内情はそうでもなさそうだ。

 腐敗の構造、中国を支配する共産党の危うさ、「一人っ子政策」による脆弱性。今、中国人の自信の裏側で複座にからむ心理の構造はここにある。

 最後に私の清華大学の教え子は言った。

 「いくら中国人が強そうに言ったとしても、内面は日本を憧れ、日本にかなわないといつも思っている」と。

(記事抜粋終わり)

ネットでも中国に深く関わっている人たちの意見は戦争にはならないとの見方が多い。私も3年という短い期間中国で暮らしているが、反日教育を受けた性で『日本人が嫌い』という若者は多い。多いがそれはそれとして、『羨ましい』と思っている印象を受ける。特に80年代、90年代生まれはネット環境に触れた世代なので反日洗脳が甘いところがある。2000年以降のネットが生まれてからずっと存在した世代では更に違う感性の世代が中国で台頭することは創造に難くない。


抜粋記事で中国最高峰の最精鋭学生が日本人講師に漏らした台詞は師へのリップサービスでもお世辞でもなく、正直な意見なのだろう。だが、これを額面道理受け取っては日本も危うい。おそらく彼らは日本の底力とその国民性と現在の日本の環境を思ってそういったのだと考えられる。やっとデフレを脱却するかも知れない日本。これから真の先進国として全世界に魅力ある国家として情報を発信し、その情報に恥じない国を国民を作り上げていく教育が必要になってくると思う。日本は今、生まれ変わる時が来ているのかもしれない。