トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

メタンハイドレイトについて

日本が資源大国に成るかもしれないと騒がれているけれど。非常に重要なメタンの特性については誰も語ってくれていない気がする。


メタンハイドレイトは固形メタンな訳でしょう?一説には石油や石炭よりも二酸化炭素排出量が少ないとか言われていて持ち上げるような情報発信がされているけれど。


そもそも、地球温暖化係数でみるとそのメタンの温室効果二酸化炭素の21倍だぞ?


そんなものガンガン燃料として使ったらその温室効果たるや偉い事になるのではないのか?メタンハイドレイトをクリーンエネルギーともてはやす前に本当に次世代エネルギー足りえるかの検証をちゃんとすべきではないでしょうか。でないと折角の技術も水の泡でしょう。


あと、愛知県沖でメタンハイドレイトを採掘、燃料化に成功したと言ってますが、良く映像で見かける塊のメタンハイドレイトが採掘可能なのは日本海側です。太平洋サイドには砂粒大のメタンハイドレイトしか無い事が知られています。そんなところで砂ごと採掘して燃料化できるなら日本海側を開発した方が塊を取り出せる分採算が取りやすいと素人考えで思うんですが。


どこが、採掘のニュースのソースなのか知りませんが、情報操作の臭いがプンプンデス。しかも、アベノミクスで脱デフレコールの真っ只中のこのタイミングでこのニュース。どうしても太平洋側、愛知県沖で採掘したい人たちが一杯いるような気がしてなりません。


だいたい、無尽蔵にあるように言われているメタンハイドレイトだって、実際は日本海側の埋蔵量の方が多いんじゃないですか?太平洋側の採掘に予算をつけた都合で、引くに引けない役人の影が見え隠れしている気がしてなりません。