トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

経営3流の極み

(新聞記事抜粋)

Foxconnは出資見送りの発表と同時に、「シャープと当社は2012年3月27日に、2015年3月26日まで協業を検討すると約束している」と公式声明を出しています。

(抜粋終わり)

結局、シャープは信義に反する決定をしたがために、本命の『Foxconn』にもそっぽを向かれてしまいそうな感じになっている。

対する韓国のサムソン電子は日本人流を理解した交渉担当がぬるりと入り込んで、Foxconnとシャープの関係にひびを入れた格好だ。

とまあ、サムソンしてやったり、残念Foxconnと言うのが記者の見方らしいが。そこまでは普通の見立て。

Foxconnの会長はその辺も織り込み済みだと考えられる。そもそも、本当にFoxconnがヤル気がないのなら分かれます。そこを『公式声明』を出すって事はわかれる気は無いと言うことです。Foxconnの株価もシャープに出資しないと決めた途端、急上昇したことを考えると『やり方』を変えないと市場の理解を得られないと会長が考えたとしてもおかしくない。Foxconnはシャープの液晶技術が欲しい。正確にはシャープの液晶技術を生み出す技術陣が欲しい。だから、絶対にシャープを見捨てない。見捨てないが、すんなり救いもしないのだ。あくまで益ある状態のシャープを救うだけだ。


益があるとはFoxconnに利益を呼ぶ状態のシャープと言うこと。Foxconnにダメージがあってもリスクを取ってシャープを救う気はさらさら無いのだ。交渉の余地があるとしたら、前面提携をすると誓えばどの程度全面支援する腹積もりがあるのか『本音』が聞けた時だろう。その同盟締結は不平等条約だろうが、例えば信長と家康の同盟やアメリカと日本の同盟のように。でも益はある。そこに死中に活を求めるくらいの覚悟ある提携方案くらいしかいまのシャープを何とかする手段なんてそもそもないのだと思う。