トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

少子化問題の考え方いろいろ

少子化が叫ばれて随分たつが、いっこうに改善しない人口の割合。そもそも改善って何よ?人口って増やさないといけないの?とか思いますが、それについて面白い記事をWebで見かけた。


(記事抜粋)

もう結婚制度とか「子供を育てる器」としての家庭とか、そういうの機能不全もいいとこじゃないですか。ロールモデルが崩壊してすでに世代一つか二つ目でしょ。だとしたら別の器を用意するしかないんじゃないの、としか思えないですね。その器がどういうかたちをしてるのかは知らないですけど。幸福なんて相対的なものである、と考える限りにおいては「親がなくても子は育つ」は真実ですし、そこまで人口減少が切実な問題なら「子供を育てるのは親である」なんて幻想だってことにしたほうがいいです。なにはなくとも人口は絶対に増やさねばならぬ、ということならば、その影で多少は犠牲になるものがあってもしゃーないでしょう。真に危機的な状況では全部乗せはできないですよ。少なくとも政治や経済の人の考えかたの根本には情とか必要ないでしょう。現実的な課題があったら対策を打つ。そんだけです。優先順位の問題でしょ。そんで最優先事項を死ぬ気で進めていったら、ほかのことがついでに改善したとかよくある話です。

(記事抜粋終わり)


とっても合理的でシステマチックな考え方です。でも真実だな。人口増、V字回復を狙おうとしたら何にしても『徹底する』事が求められる。徹底した後、それが『習慣』として定着すればきっと人口が増える流れは維持されるはずだ。例えば。

1.親の孫が見たいという慣例。
2.社会人として子供がいることの信用増加。
3.老後の保険代わりに子供を作る。
4.種の保存的本能もしくは使命感。

上記4点はぼんやりと頭に入っている事柄ではなかろうか?こういう事が社会通念になっているのならきっと人口は増え続ける。

でも、これらは全て否定も肯定もされている。

(否定的意見)

1.親の期待は重い。知った事ではない。
2.子供がいる事と、信用に値する事に因果関係は無い。仕事が出来ればいいんじゃないの?
3.作った子供がニート、ひきこもりにならない補償がどこにある?これはリスクヘッジにならない。
4.そんな肉食的な本能は退化してしまって無い。


(肯定的意見)

1.是非親の期待に応えたい!子供可愛いよねきっと!
2.やっぱり、親子そろって一つの家族。家族を護る事が信用につながるよね!
3.自分か年老いたら、子供に孫に囲まれて幸せを感じたいよね!
4.やっぱり、子孫は残さないとね!


どちらの意見も存在する以上、そこから先は本人次第。どちらを洗濯するか?政府や人口増をありがたいと思う勢力は肯定的意見が多数派になるように選択を誘導すれば良い。その誘導作業が上手く行ってないのが現状だと言うことだろう。昔の官僚はきっとそういう青写真を描いて日本をコントロールしたんじゃないのかな?今はどうなのか知りませんが。