トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

中国の隠れ借金

日経新聞記事抜粋)

中国政府が公表している国債などの債務残高は2012年末で約7兆7600億元(約122兆円)。GDP比に直すと約15%となる。これなら中国が健全財政の目安とする「60%以下」を大幅に下回る水準だ。

 問題は地方政府が抱える「隠れ借金」がどのくらいあるか。中国では原則として地方債の発行は禁止されており、銀行からの融資も規制されている。だが、地方政府は「融資平台(プラットフォーム)」といわれる投資会社を通じて資金を借り入れ、地域開発などインフラ投資を拡大している。融資平台を「隠れみの」とする地方政府の事実上の債務は、公表されている中国の債務残高には含まれない。

 中国の審計署(会計検査院)は、こうした地方政府の「隠れ借金」が10年末で10兆7000億元に上るとはじいた。だが実態はこの数値を大幅に上回るとみられる。

(新聞記事抜粋終わり)

隠れ借金を反映させた対中国GDP比の債務は実に50〜60%になる。健全財政の指標とされる上限60%ギリギリだ。今後、一人っ子政策の付けで人口オーナス時期に突入する中国。世界第2位の経済大国も日本を超える超少子高齢化の波に飲み込まれる結果になるだろう。そうなった時に企業や国は冷たいと思うよ。一気に中国から手を引くはずだ。人件費が高くなって使い辛くなった中国にコストメリット以外の良い点は見出せない。この30年結局中国は安かろう悪かろうを越えられず、独自の開発もできない環境に甘んじる結果となった。

その付けは必ず大きな損失となって国を覆うだろう。