トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

中国の攻勢、支配力の強化

中国は世界第二位の経済大国。そして今のところ世界最大の市場。この二つは疑う余地が無いだろう。その『引力』を背景に各国首脳への影響と経済的な影響を強引に強めている。

日経新聞によると↓

中国は尊敬、さらには恭順に値する国だとの自覚は、2008年以降目立つようになった。リーマン・ショックを受けて市場資本主義に対する信頼、特に米国は絶対確実だとする信念が揺らいだからだ。中国は最近、こうした考えを一段と進め、外資系企業トップや国家首脳、ジャーナリストにさらなる影響力を行使している。アジア協会米中関係センターのオービル・シェル氏の言葉を借りれば、中国政府は「引力マシン」の回転速度を上げ、取引相手に対する引力を強めている。キャメロン英首相から米通信社ブルームバーグのウィンクラー編集主幹まで、誰もがその影響を実感している。


世界大戦に負けるまでの2000年間世界の中心として非難も浴びながら君臨してきた中国はいよいよ『復権』に向けて動きだした。世界の警察としての役割を放棄したくて仕方が無いアメリカは半ば諦めムードで中国の台頭を見送っている。出来れば日本にその役割を引き継ぎたくて、『秘密保護法』やら色々、入れ知恵しているようだが、その割りにTPPで虐めているのだからやっている事がちぐはぐだ。

結局、どこの国も自国をいままでよりもコントロールできなくなっている。比較的コントロールが利いている(ある意味独裁可能なと言い換えても良い)中国がその間隙を縫ってトップに躍り出ようとしているのだろう。