トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

Amazonの部流体制で思う事。

Amazon複数の商品を注文すると1.出来る限り一括配送。2.一品毎に配送。の2種類を選択させられる。だいたい1.を選択するのだが、2週間以上配送が遅れる商品が1品でもあると配送料は変わらないまま(大抵の場合無料)発送が可能になった商品から素早く届く。


これはお客側からとったら素晴しいサービスだ。だが、その輸送コストはいったい何処が負担しているのだろうか?Amazon程の件数をもつ顧客ならきっと配送会社に輸送コストの値引きを普通に要求している。その値引き分で個別無料配送なんてありえない物流体制が実現している事は想像に難く無い。


今日、1Lのレギュラーガソリン代金が150円前後なのだから、そんな一つ一つ『無料』で送っていたら配送会社は経費負担が増大して経営体力を過剰に奪われる。そのしわ寄せは従業員へ向かい、結果人件費の減少のため給与を抑える圧力になってしまうのではないだろうか?


そもそも出来る限り一括配送Amazonユーザーが選択しているのだから多少遅れても文句は言わない。Amazonはそこはよく出来ていておおよそ配送される時期を最初から明示している。それでいいとユーザーが言っているのだから、あえて一個ずつ早く配送できるからと『スピードアップ』しなくてよい。Amazonの腹は痛まないだろうが、その先の配送会社を虐める事になる。Amazonは日本に税金を払っていないので、結果その配送会社への過剰なコスト負担は給与減退圧力から消費減少へつながるかもしれない。そこまでして早く荷物が届いても全然嬉しくない。


中国で仕事をしていて日本のサービス業を始とする色々な業種が以下に優れたものかよくよくわかった。ただその素晴しい『仕事』は本当に日本人の国民性と血の滲む様な企業努力、従業員の犠牲の上に成り立っている事も解った。自分が出来る事は無いのかも知れないけれど、今出来るだけ日本製の品物を高くても購入するようにしています。結局、費用対効果は考えなければいけないし、取捨選択は必要だけど、可能な限り私は日本製の優れた点を評価したい。消費者にとって評価とは『選んで買う』事だと思っています。