Webで見かけたブログに以下の所感がのってた。こういう感じ方もあるのかと思ったので紹介する。
↓以下抜粋
常連さんって、特に男の人は毎日毎日買うものが決まってたりするんだよね。
決まった銘柄のタバコを毎日1箱とか2箱とか。
それと、朝、かならず肉まん買う人とか、朝のパンはこれとこれ、とか。
新商品が出ておススメしてみても、いつも買うものを変えない、っていう人、わりといる。
朝、お昼ゴハンを買っていく働く人たち。
そーいう人たちも、お弁当の種類はときどき変わっても、予算はだいたいおなじ。
毎日毎日、野菜がぜんぜんはいってない一番安いお弁当を買う常連さんがいて、その人といろんなおしゃべりするよーになったから、
「少し、野菜もとったほーがいーですよー」
って、私、言っちゃったことある。
そしたらそのおじさんのお客さん、
「うん。でもね、昼飯にそんなに出せないからね」
って、笑ってこたえてきて、ハッとした。
予算があるからね。
毎日のことだから、理想どーりの食生活を続けることって、簡単じゃないよね。
炭水化物ばっかのお弁当しか買わない人をみると、サラダひとつ買うといーのになー、って心の中で勝手に心配することある。
毎日それじゃ、カラダによくないよー、って。
でも、そーいう心配を、こーいうお店の接客で出しちゃいけないんだなー、って知ってった。
私だって、自分のお給料で、理想とする食生活を毎日維持できない。
そーいう現実が、多くの庶民の生活だったりするよね。
毎日、おにぎりだけ?
っていうお客さんに、健康のこと、心配になるけど、でもそれだからって、その心配はすごい余計なことなのかもしれない。
毎日毎日、真面目に働いてる人たちが。
今度の増税で、いつも買うものを少し変えた。
そんな人たちが何人もいる。
タバコを安い銘柄に変えた人。
菓子パンを安い値段のものに変えた人。
缶コーヒーを値段の安いやつに変えた人。
カフェのコーヒーをやめた人。
まだ増税してない3月ぐらいから、生活の変化の練習をしてるみたいに、少しずつ、常連さんたちがいつも買うものを変えてった。
でも次の日、
「やっぱあれ、ダメだ」
って笑いながら、マルボロに戻して。
でも、いつも一緒に買ってたガムは買わなくなった。
タバコなんてやめればいい、っていう話じゃなくて。
真面目に働き続けてる人が、増税、っていうだけで、今までの生活を「変えてる」。
今まで買ってたものだって、ものすごい贅沢品でもないのに、その値段を少しずつ落としてる。
真面目に働き続けてるのに。
すごい悪天候でも仕事に行って。
二日酔いでも風邪ひいても、栄養ドリンク剤を苦笑しながら買って、それで仕事休まないで朝早くから出勤して。
そんなふーに、真面目に暮らしてる人たちの生活が、ちょっとずつ、苦しくなっていく。
レジにいるだけで、それを目で見て感じる。
なにか悪いことしましたか?
って、政府に言いたくなるよね。
仕事の時に食べるパンも、好きなもの、じゃなくて、値段で選んでる。
コーヒーを我慢してる。
なにかきりつめて、好きなこと諦めて、それでおなじ生活を必死で維持して。
なにかこの人たちが悪いことしましたか?
って、感じちゃうんだよね。
レジに立ってて。
増税の必要性がわかってないとか、税の仕組みとか、国の予算がどーとか、そーいう本格的な話じゃなくて。
ただ、毎日レジに立って、「毎日働く人たちの暮らしがきびしくなっていく」っていうのを、ちょっとずつ肌で感じる。
それがなんか、すごいモヤモヤしたり、かなしい気持ちになる。
この前、
「消費税アップったって、たった3%じゃねーか、そんなんでなに騒いでんだ」
って、大声で話してたおじさんたちも見かけた。
そーだよねー、たった3%だよねー。
って、そのおじさんたちの言いたいこともわかったけど。
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書いている人はレジ担当の人物らしいが、なるほど視点が変わるとこういう感じ方もあるのかと感心した。3%の重みは人それぞれかもしれないが、だからこそ血税を無駄にはしてほしくない。