日経新聞にユニクロ柳井会長の一問一答が載っていたので紹介。これが本当だったらこの人只者ではない。
↓
柳井正会長兼社長との一問一答は以下の通り。
――パート・アルバイトの正社員登用を打ち出した理由は。
「店長を中心に会社を作ってきたが、間違いだった。店長を主役にすると上意下達の組織になり、自律性や自分で問題を解決する能力が損なわれる。働き方を変えないといけないことに気がついた。販売員が主役になって、チームワークで仕事をする職場にしていきたい」
――考えを変えるきっかけがあったのか。
「少子高齢化で、優秀な人材が我々のような小売業でパートやアルバイトとして働く時代は終わったと思う。いずれは販売員でも300万〜400万円の年収を提供し、長期間仕事ができるようにする。異動はできるだけさせない。極論だが、一つの店舗に就職して一生その店舗で過ごしてもらってもいい」
――「ブラック企業」との外部からの批判も影響したのか。
「一つのきっかけにはなったかもしれない。正社員として登用されれば、賞与や有給休暇、介護休暇なども全て認めるようにする。年収は2割程度増える」
――業務の負担は増えるのでは。
「全員に米アップルのタブレット(多機能携帯端末)『iPad(アイパッド)』を配布し、情報共有を進める。店長からの指示ではなく自発的に仕事ができるので、効率はアップし負担は増えない。
↑
後はどこまで本気かだよね?言うのはタダだし、誰でもできる。実行して定着して信用されるのかが問題。元に戻ってしまえばそれまで。この人著書、『一勝九敗』でも語っているが、だめだと思ったら180℃の方向転換はしょっちゅうやる。気が変わらないように従業員の方々のためにも祈りたい。