トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

行政が破たんするということ。

日経新聞記事より。

 財政破綻後、夕張では小中学校が統廃合され、図書館が廃止されるなど、子どもたちへの負担が大きくなってしまう、という事態になりました。財政再建下にあるなかでなかなか取り組めなかった事業でしたが、昨年度から少しずつ子どもたち、子育て世代への取り組みを増やしています。最終回となる今回は、未来を担う子どもたちへの思いを伝えたいと思います。

財政破綻もあって6校あった小学校は1校に、3校あった中学校は1校に統廃合されたのです。このことで児童の学校生活や保護者の活動に様々な影響が出てきました。

 まず大きな課題は遠方からの通学時の安全確保です。広い地域なので、全体の約63%の児童生徒はバスを利用して通学し、なかにはバスで約40分かけて通学している子どももいます。そのため、各バス停に見守りボランティアとバス車内には添乗員をつけ、児童見守りシステムという仕組みも導入しました。ICチップの入ったカードを児童に持たせ、バスの乗車、降車時にバス停へタッチしてもらいます。タッチすると、保護者のもとへメールやWebを通して無事についた、もうすぐ帰る、などのお知らせが届くのです。

東京23区がすっぽり入るような広大な地域にたった一校の小学校、中学校。高校はもしかしたら無くなったのかもしれない。これは普段息吸って吐くように提供されている行政サービスが決して『無料』ではなく有料で、それらすべては税金で賄われているというのを嫌でも自覚させられる。選挙に行かない人たちはこういう事が政治に参加しないことで引き起こされる可能性を真摯に考えるべきだと思う。たまたま人口が多く、選挙に行かない我儘も許容されているに過ぎないのだと思う。国民の義務ではなく『権利』だからこそ使わなくても良いのではなく『使い方』が大事なのだ。