トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

タクシーは公共交通機関か?

日経新聞より。

利用者の強い支持がある格安運賃を潰す大義はない。国交省の指示には従わない」。大阪市内で初乗り500円の格安タクシーを展開するワンコインドームの吉岡和仁社長は憤りを隠さない。

 国交省はタクシーの供給台数が過剰と判断した全国155の地域で4月から運賃の上限と下限を設定。大阪市内では公定の運賃幅が660〜680円となり、格安を売り物にしていた多くの同業者が値上げを迫られた。ワンコインドームも22日に運賃を上げるよう勧告されたが、徹底抗戦の構えを崩さないという。

国土交通省労働環境の是正を目的に運賃の上限下限を決めて行政指導できるように法律を作ったが、司法判断で何度か負けており、うまく機能していない。法規制だけではどうにもうまくいかないようだ。で、実際値段なんだが。これが日本のタクシーは世界レベルでみると多分アホみたいに高い。格安をウリにしているタクシー業者はある意味正しいのかもしれない。だって物価がバカ高い上海ですら、初乗り14元(231円)だから。2020年にオリンピックやろうとする国がおそらく海外の人が足として使いやすいタクシーを高止まりさせようなんて馬鹿の極みだと思う。労働環境に配慮するなら運賃ではなく雇用と労働基準法から何とかできないものか?そもそも問題がすり替えられている。お金をもらえばいい話ではなく、まじめにタクシードライバーをしたら健康に暮らせる雇用が確保されることが大事だと思う。何もお金をくれとタクシー会社は言ってない。ワンコインドームの吉岡社長の意見も一理あると思えてならない。