トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

時事ドットコムを読んで

時事ドットコムの記事で甘利大臣がまた以下のような事を主張したらしいことを知った。

甘利明経済再生担当相は25日、名古屋市で講演し、「1日原則8時間」などと定めた労働時間の規制を一部の労働者に対し撤廃するため、政府が検討している労働法制の改正案について、「労働者に選択肢を与えるということで、労働基準を害することなどみじんも考えていない。残業代先取り法案だ」と強調した。
 政府が検討しているのは「ホワイトカラー・エグゼンプション」と呼ばれ、一部のホワイトカラー労働者から労働時間規制を外し、残業代の支払い義務をなくす制度。野党や労働組合は「残業代ゼロ制度」などと厳しく批判しており、甘利氏の発言はこれに反論したものだ。
 甘利氏は「残業代込みの年間報酬とそれに対する成果を決め、後は自由にやってくださいという働き方だ」と強調。「日本の生産性と経済力を上げていくことに大いに資する」と述べた。


いや、だから労働者が、いつ『労働時間の選択肢を増やしてくれ!』とお願いしたよ。残業代込みの年間報酬とは一体いくらなんだ?それを政府が法的根拠をもって『規定』せずに後はかってにやってくれとは政府与党としてこれほど無責任な話はないんじゃないの?『残業代込の年間報酬とは役員を含む会社従業員全員の平均給与の3倍と規定する』とでも法律に明記してもらえるの?


全平均なんて低くなるにきまってるのだから、3倍でも少ないくらいだ。それと今の自分の残業代込みの給与を比べて好きな方を選択できるってなら、まだ話は分かる。選択するってのは少なくても『労働者側に選択したくなるメリット』があるべきじゃないの?