トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

今回失ったもの(集団的自衛権番外編)

他のはてなブログで次のような意見が。

集団的自衛権容認については、これでただちに戦争への道が開かれるとは思わないけど、閣議決定により憲法の解釈をいくらでも変えられる、という前例ができたことのほうがはるかに怖い。


まったくその通り。だが、こと集団的自衛権に関して言えば、もう専守防衛だけでは解釈が難しい事案があるのも事実。例えば兵器の進歩によるもの。


北朝鮮がアメリカを狙って弾道ミサイルを使った場合。日本の上を通るというか、近くを通るかもしれない。でも例の国が作る品質の品物なので途中で落ちてこない保証がどこにある?そんなたわけた実験射撃をさせないためにこの解釈は使用できる。

日本が誇るイージスシステム。本家アメリカのシステムより運用面で有利とかなんとか。でも最強の盾たるイージス艦も守りを固めるために本体は隙だらけになるそうな。その要の艦が集中砲火されてシステム自体をくずされてしまったらどうする?要を死守するために護衛するのが先決とも考えられる。

何れにしても、専守防衛平和憲法を維持するのに『改憲』決議案を出さずに出来る限界が今回の解釈と『発動三要件』だと思う。これから今回の閣議決定を裏付ける『関連法』整備が必ず行われる。国民が手を出すのはここからだ。臨時国会、年末年始の通常国会、そして2015年地方統一選挙。いよいよ老いも若きも選挙で国民主権の威力を政権に思い知らせると『共通認識』が出来た国民のターンに入ると思われる。

そういった意味で、若い世代と上の世代に共有される問題が定義され老若両世代が共に意見の一致を見た。


集団的自衛権反対』の渦がどう政権の枠組みを変え国を変えるかこれからが本当に国民が権力を監視し、暴走させないための行動を起こす時だ。