トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

米マクドナルドCEOが騙されたと言っているようですが?

日経新聞より

マクドナルドのドン・トンプソン最高経営責任者(CEO)は22日、中国の食肉加工会社「上海福喜食品」が期限切れの鶏肉やカビが生えた牛肉をマクドナルドに供給していた問題について「少し、だまされた」と述べた。「問題があった工場からはもう調達していない」とし、「他にもいくつか工場で中国当局が調査しており、これに協力する」と表明した。

えっと。中国では日常です。

何言っちゃってんのこの親父レベルのぬるい発言です。そもそも信用しているところが偉いです。国民の1%以下、多分0.0001%レベルの超エリート層はある程度信用のおける人物がいると思いますが、日本的な信用がおける人間は基本的に中国にはいません。いたとしても意識して出会える数が保有されていません。


何が言いたいかというと。


中国人を手放しに信用した段階で負けが決定していると言う事です。アメリカなんてドイツなんて真っ青の契約社会が中国です。規定に無いものは徹底して省きます。落っこちた肉を混ぜちゃいけないという規定が仮にあったとしてもそれに『厳しい罰則』が無ければ実行しません。だって面倒くさいもの。


じゃあそんな肉は捨てちまえと行きがちですが、そしたら『捨てたら資産を捨ててるのといっしょだから上に怒られるからダメ』と言ってやりません。中国の品質に対する意識なんてそんなもんです。これは業界を限らずすべての製品・生産品に共通です。これを細かい規定と罰則と給料の額でコントロールしているのが中国です。そんな国を信用して取引しているのが間抜けなんです根本的に。


でもこれは仕方なくて、そういう事実から目をそらし、または気が付かないふりをして(一部知っている人もいるでしょうが)安さを求める消費者が大多数だから。


安さの裏にあるリスクはそういうリスクなんだと言う事を日本人は少し思い知った方が良いです。リンガーハットなんか国産野菜の使用を全面に打ち出してます。そういう安全性に対して企業努力しているところの商品を購入することで消費者が『選び守る』行動を取らなければ正直者が馬鹿を見て滅びます。日本人は基本的にお人好しと思われるのです海外の人達から。


チェックを増やし、人員を割いても同じことです。監視の目を掻い潜るレベルが上がるだけです。それを乗り越えるのは高給で雇った中国人スパイを使う事だけです。ダブルチェックとして更に日本人駐在者を置く。これでだいぶ監視の目が行き届きます。スパイは定期的に自社工場でローテーションして3〜5年位で別の工場に行かせる。退職してその職場から居なくなる事が肝要。中国はどんどん会社を辞めて他に行きますから同じ会社に6年以上務める人はほとんどいません。だからそこを使ってローテすればほぼばれません。


または中国人に間違われるような日本人を使うかですね。


そこまでやったとしても可能性はゼロにはなりません。どこまで行っても中国を生産拠点に使う限り、この手のリスクは必ず残ります。それでも購入するかしないかは消費者次第です。