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厚労省の巧みな罠

『有休消化、企業に義務付け 長時間労働を是正』

今日あたり新聞紙上をにぎわせている話題。

企業に有給休暇の一部の消化を義務付る法案を検討しているという話。これ自体は素晴らしい事でありますが。厚労省のこの提案に何と経団連も賛成の意向との事。

普通なら『いやいや、そんなことされたら仕事になりません。』と経団連なら言ってくるところおかしいな?と思って調べてみると。これは『裁量労働制』を盛り込む法整備の一環との事だ。

つまり、かの悪法『ホワイトカラーエグゼンプション』の再来を狙ったものだったのだ。

まだまだ諦めてないんだよ国も企業も。

『休みを取らせるように法整備するから、ホワイトカラーエグゼンプションを導入しても良いよね?』ってことだ。



バカを言え!



そもそも、現行制度が悪すぎて、先進国では最低の有給取得率の日本。何かの制度の引き換えに入れるのではなくそもそも論としてまず有給を消化しやすい環境整備はマストだ。休みが取れて、収入が安定して雇用も安定してその上で『働き方』を選択するのではなかろうか?


過労死で毎年3万人から自殺する日本に何を引き換えにしてこれ以上働かせる悪法を作ろうと言うのか?


業務効率、業務効率というが、効率が良くなってまず初めに損をするのは従業員だぞ?今まで10人でやっていた仕事を5人で出来るようになれば効率が倍になって売り上げも倍になるみたいなことを言っているがそれは売るものと売る先が既にある場合だ。今は円安になって海外に製造拠点が移っているのだから、そもそも国内の需要なんて頭打ちで効率よく生産しても買ってくれる人なんて居ない。ただでさえ増税で買い控えているのに。そこへもって効率化したら人が余った分は喜んで首を切るだろう。


やり方があべこべだ。まず食えるようにする。お金を使う暇を与える。売り上げが上がって国内需要が回る。そしたら効率化を図って製造コスト低減を図る。この間、ヒット商品が生まれれば別の雇用、別の市場ができてより経済が潤う。


円安が進んで原材料が高くても価格転嫁したうえで買ってくれる国内市場が有ればガンガン輸入出来る。円安が維持されていれば最終的に海外の生産拠点も日本に戻ってこざるを得ない。



こんな風になってから、増税なんじゃないの?