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年功序列制の撤廃を要求。

安倍総理大臣は「第1に子育て世代の処遇を改善するためにも、年功序列の賃金体系を見直し、労働生産性に見合った賃金体系に移行することが大切だ。第2に、ワーク・ライフ・バランス=仕事と生活の調和を促進することが、女性や高齢者の労働参加のためにも必要だ。第3に、職業訓練や労働移動の円滑化を掲げたい」と述べているそうです。


その為に年功序列を撤廃し、とっとと賃金体系を変えてほしいと。

これには無理があります。

1.年功序列制度を抜きにした場合。業種独自のノウハウを持たない新入社員の給料は不当に低くても良い事になる。

2.年功序列じゃないのだから年月に応じてスキルアップし、技術、技能を獲得しても年齢や経験値をもって給料を上げなくても良い事になる。

3.企業側の決めたい年収、払いたい人件費を覆す法律が今のところ無い。労使協議や組合の団体交渉権がこれにあたるが、組合の無い企業は事実上やりたい放題だ。


簡単に見てもこれら3点ばかしのおかしなところがあります。年功序列は確かに良い点ばかりではありません。技能も能力も無いのに年齢だけ行っている人が高給をもらっているという実態もあるにはあるでしょう。でもそれは年功序列制度が悪いのではなく適正賃金を査定できる考課制度が無い事が原因でその人のせいではありません。むしろそんな人が野放しになるルールにしている会社が会社経営陣がおかしいのです。利益に貢献していない人にはそれなりの給与。貢献している人には更なる報酬。その上で最低限の暮らしを保証してゆく。これを自然と行うには年功序列制度を参考にした新しい給与体系を考える必要があると思います。ゼロサムみたいな話ではありません。


制度の性にして現状を正確に把握しようとしない政府の姿勢と企業経営陣の怠慢と言っても過言ではないのではないでしょうか。


私なら、まず最低賃金をこうしろ!と打ち出します。しかもこの最低賃金には罰則規定を入れます。これでブラック企業は減らしにかかれます。企業が淘汰されれば市場が消えない限り生き残った企業が儲かります。儲けるためには市場を作り、正常な競争が可能なようにルールを整備し、その仕事に国民がつけるように促せば良い。


そもそも、ブラック企業が生き残れるのはルールが甘いからだ。だから正直に商売しているところがブラックに負けてしまうのだ。立法府なのだから正直者が得するように法改正してくれよ。国民の負託を得た議員なんだろあんたたち。