えーと。
国会議員のお兄ちゃんが育休を取るとか取らないとかで盛り上がっている様ですが。
バカも休みやすみ言え!
と言うのが正直な感想です。
私が大嫌いな蓮舫議員も仰ってますが、代理の利かない本会議の出席や本人が地元有権者と行う陳情の受付などはいったいどうするつもりでしょうか?
それに対して当該議員はブログにて結構時間が有るので育休を取りつつ、本会議には出るし、公務も行う的な発言をしています。
これこそ本末転倒。
これが一般サラリーマンの見本とやらになるのなら、このまま理解したらですよ?育休中に必要な仕事があったら出てくるのが当たり前という『悪しき前例』を意図的に作り出した事になりませんか?
完全に行きあたりばったりで発言してノリでやろうとしている育休だと言われたらどう反論するのでしょうか?
お手本となるというけれど、あなたがモデルとして示さなければならないお手本はそこじゃないと思いますよ?
三権分立の立法府である国会で議員を張るならば、育休が取得しやすい様な仕組みを官僚に作らせ、それを法律にして定着させるのが仕事であって、やりづらい制度のままの(2%くらいの取得率しかないと言う意味で)現行法下で無理やり育休を取る事が仕事では無いはずだ。
あなたを推して、議員にさせた有権者はきっとがっかりしているだろう。どこまで民衆の代表として議員をやっている意識が無いんだと。
負けた候補者は悔しがっているだろう。あんな奴に負けたのかと。もしかしたら次は勝てると喜んでいるかも知れないが・・・。
日本国憲法第43条に『全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する』とあり、『選挙とは公職に就任する者を選定する行為である。』と定義されている。全国民の代表であるが故に『公人』なのであって個人じゃない。どっかの議員も言っていたが、親の死に目にも会えないのがこの仕事だそうで。
その公人たる議員がしかも、国会議員が、自らが関わって法制化している制度の矛盾や役割を見直さず、ただただ制度を利用する事で範を示そうというのはあまりにも自分の仕事に対して認識が甘くないか?と言いたいのであります。
それでも、この議員が育休をとり、自己満足のパフォーマスにそれは良いことだと理解が集まるなら日本という国は終わってると私は思う。
いや、むしろその程度の国って事なのかも知れない。