トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

ジェネリック薬品あれこれ

日経新聞記事によると、後発医薬品と効き目が同じで価格は高い特許切れの新薬を患者が選ぶ場合、自己負担を増やす仕組みを作ると政府がいっているらしい。

6月末にまとめる財政健全化計画で、歳出抑制策として案を盛り込むつもりなのだそうで。

患者が安い後発薬を選ぶよう促し、医療費を抑えるのが狙いでその事で新薬開発をしている製薬会社は反発するだろうと言われている。

これそもそも大事な論議が置き去りにされていませんか?

そもそも後発医薬品、通称ジェネリック薬品は本当に同等性能ですか?

どうとうの『成分』ではあっても同等の製品ではありません。

何が言いたいのかというと想定される副作用や、実際の薬効も全く同じにはならないと言う事です。

安いからとジェネリックに変えた人がどうも具合がおかしいので以前の薬に戻したところ症状が落ち着くなんて話は普通にあります。成分的な評価も所詮今、存在する検査機器分析できる範囲で解っている事を元に『同成分』と言っているだけの話です。全く同じでは無い。そもそも医薬品も配合が重要機密であって製法や工程によるノウハウもきっとあるのだと思います。

それをまるで同じ成分からは全く同じ効能の薬しか出来ないと錯覚するのはあまりにも早計ではないでしょうか?

ましてや個人差があらわれる医薬品の中でただ安いからと、目先の利益にかまけて患者につけを回すような施策は妥当性を心配したくなります。そんな簡単なコピーが可能なら、そもそも、もっと簡単に新薬が承認されてるでしょう。リスク等を説明したうえで、ジェネリックを選択したくなる様な施策を考えるべきで、ただ金銭的負担で強制的に仕向けるのは本質的な解決方法ではないと思います。