内会議はいつもこんな感じだ。問題が発覚しても、何も変わっていない。
東芝では製造の外部委託比率が高まり、調達部門のカバー範囲が広がっている。比例して、調達部門へのコスト削減要求は高まる一方だ。私のグループだけで、年間数億円のコスト削減が「チャレンジ」目標として課せられている。とても達成できない。
チャレンジは「必達目標」と同義だ。カンパニー社長が出席する会議で、達成不可能な目標を自己申告させられ、その後の進捗報告の会議で上司から締め上げられる。その際に繰り返される言葉が「施策を出せ」。調達は相手先との交渉事なので計画通りに進まないことが多いが、その場合には別の施策を出すよう求められる。
値下げが難しいと思っていても「この施策にコミットするんだな」と詰め寄られれば、「がんばります」としか言えない。そして未達の可能性が高まれば口汚く罵られ、新しい施策をひねり出さざるを得ない…。この無限ループで、頭がおかしくなりそうだ。
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名門東芝でもこんな状態とは…。
無能な経営者ほど部下に数字を約束させてそれで良しとしてしまう。経営陣はなぜ経営陣で、サラリーマンではないのか?それは雇われでは無く、法人である会社と生死を共にする責任者だからだ。その責任者が責任を放棄して数字を部下の性にするなら、それは会社として死に体だろう?
上記の記事と所謂ブラック企業に差なんて無いのでは?