トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

育休で退園の件

親の育児休業の取得を理由に、保育園に通っている上の子どもを退園させる制度を導入した埼玉県所沢市が保護者を対象に説明会を開き、「復職の際には再び入園できることを約束する」と制度に理解を求めました。

NHKニュースでやっていた所沢市の育休を取得した親の園児は退園するという仕組みに対しての行政の説明会。

これどう考えても、納得できない。

いや、根本的な解決になっていないうえに、今後の対策も『保証』の意味をなさない。

説明会では子を持つ親から、『入園希望者が殺到している時期に育休が終わったらどうするのか?』と質問があり、行政は『退園した経歴を持つ方を優先的に入園させる』と答えている。

これっておかしくない?

そもそもこの制度の目的は待機自動を減らすため、育休を取得できた人には退園してもらって新たな人を入れたいからでしょう?育休を終了した人が、入園を望んだとき、たとえ優先するとしても既に保育園のキャパが埋まっているんじゃないの?

だって、待機児童対策なんだから。

つまり、育休があっても取得せず、一回入園させた人が卒業まで通わせるのが『最強』ってことでしょ?

乳幼児保育はほぼこの日本では無理だから、4歳の時に入園させるとして0歳児から3歳まで3年間面倒みるのって夫婦だけの世帯はほぼ不可能だろう。どちらかが専業主婦か専業主夫でないかぎり。

1.育休が終わってもタイムリーに受け入れ先が無い懸念が払拭されていないこと。

2.日本は随時入園じゃなくて、4月入園を逃すと一年待たなければならない訳解らんシステムをとっている事。

この大きく2点から、『生む時期を調整しないと…。』何て子育てをする『夫妻』が口にしている。そこからしてもはや、子育て上の『障壁』でしょ?

子育てしようと考えてくれているだけでもこの少子化日本から考えたら『有り難い』ことこの上ない話なのに、なんで生む時期まで考えなきゃいけないような窮屈なシステムに行政はメスを入れられないの?そんなに我が日本の官僚は馬鹿なの?

自然災害一発で吹き飛ぶ事は想定できないので完璧な原発なんてありませんとか言ってないで、原発全て廃止して、あらゆる資源を少子高齢化対策に集中したら?


そもそも、子育て支援とか言っていて障害が多すぎると思うよ日本は。


1.結婚しないと子育てし辛い。 →フランスは婚外子支援が充実して人口増になった。
2.世帯年収に対する支援が少ない。 →子育て版ベーシックインカムが有ってもいいはず。
3.育休や待機児童対策など少子化施策が連動していない。→縦割り行政の弊害。
4.次世代に負担の大きい税制。 →消費税などが子育て可能な支援税制になっていない。
5.病児保育など、子育てをサポートできる育児支援システムが弱い。


全部が全部、国が面倒みたら破産してしまうのだから、税制面を優遇して上の5点に取り組むNPOとか社会企業家が出てこれる仕組みを考えるとか、お金が無いことを前提に国民に呼びかける手段なんていくらでもあるんじゃないの?

ツイッターやらフェイスブックやらあるんでしょ?総理大臣がくだらない呟きをネットに垂れ流すくらいなら、そういうアイディアを国民から吸い上げてみたら?官僚が役に立ってないんだから。よっぽどいいアイディアが出てきそうだけど。一発で出てこなくても色んなアイディアを組み合わせたらまともな形になるかもしれない。知恵を合わせるってそういうことでしょう?

オリンピックのエンブレムなんかよりよっぽど大事なことだと思うけどな。