横浜市のマンション・パークシティlala横浜の杭打ち工事のデータが偽装・改ざんされていた問題で色々三井不動産レジデンシャル側がごめんなさいしたり、旭化成建材がごめんなさいしたりしていますが。
色々なブログでも指摘されている通り、会社側は『改ざんしたこの人が悪いですすいませんでした。』で済ませようとしている。もしくはそれに準ずる落としどころを探っているように見える。
これは根本の原因解決にならず、必ずこの類の問題を再発させる最悪手になってしまう可能性がある。
結局、どうしてそんな不正を働かなくてはならなかったのかを追求し、改善しないと良くならない。しかも、大手ブランドの信用問題なのだから手は抜いてはいけないはずだ。
安全作業に関わる職場なら共通している事だと思うが、現場はその作業がいかに重要な意味を持ち万が一改ざんしたり、不正を働けば何が起こるのか十分に理解している場合が多い。その前提に立って、それでも『嘘・不正・改ざん』が必要になってしまう『何か』があったのだと言う事だと私はこの事件を理解している。
それは仕事量に忙殺されたのかもしれないし、職場のプレッシャーがあったのかもしれないし、当時プライベートに問題があって作業に身が入らない状態だったのかもしれない。理由は解らないが、必ず不正には原因がある訳で、その原因究明がしっかり行われなかった場合再発する。真因究明とした方が正しいか。
言い訳の為の原因究明を急ぐあまり、真因究明をおろそかにした結果、もっと大きな問題に発展しないことを切に祈る。現場は知っている。可能な限り、現場に寄り添った真因究明を期待したい。