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日経新聞記事人権の闘士

日経新聞記事から抜粋。

 

 

2014年、民主化を求める若者が79日間、香港中心部を占拠した「雨傘運動」。テントが並ぶ路上で毎日学生らと言葉をかわす男がいた。香港のメディア王、黎智英(ジミー・ライ、67)だ。

 12歳で広東省から1人で密航し、縫製工場の労働者からたたき上げた。32歳でカジュアル衣料チェーン「ジョルダーノ」を創業。消費動向に応じ大量生産・販売する事業モデルでアジア有数のアパレル企業に成長した。

 1989年、香港のベテラン政治家、李柱銘(77)からの電話が転機となる。「北京の天安門広場民主化を求める学生を支援するTシャツを5千枚作ってほしい」。迷わず引き受けた。自由化の始まりと期待していた。

 だが事件は武力弾圧で幕を閉じ、衝撃を受けた黎は「情報が自由をもたらす」と週刊誌「壱週刊」を創刊。李鵬首相(当時)を「愚か者」と呼んだ同誌コラムに激怒した中国共産党からジョルダーノの中国本土の店舗網を閉鎖すると脅された。黎は保有株をすべて手放す。「自由こそが私だから。所有する会社でなく私自身を選ぶしかなかった」

 

 

こういう気骨の人がいる中国は凄いと思う。色々問題を抱えている国ではあるが、こういった人権の闘士が育つのは大陸だからなのかそれとも個人の資質なのだろうか?数多の英雄が出現した中国だけに今の有り様を見たらきっと歯がゆい思いをするのだろうと思う。