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グローバル市場のスピード感

日経新聞に鴻海のシャープ買収について書かれていた。

 

今後、シャープは厳しい立場を強いられるだろうと。会見で鴻海社長は「鴻海とシャープは独立したグループ」と語ったようだが、鴻海傘下で「独立」「対等」でいるには厳しい現実を伴う事が予想される。

 

求められるのは海外勢のスピード感。

 

シャープの経営者、社員に求められるのは日本の顧客ではなく、中国・台湾は元より、さらにはグローバル勢を相手にした行動をすることになる。

 

競争相手は日本人では無く世界勢だ。

 

記事では1999年に仏ルノーが資本参加した日産自動車を例に取締役会メンバー9人のうち4人が外国人でさらに国内外合わせた上位100のポストに就いている人の5割が外国籍の人材と説明されていた。

 

それは「ルノーが支配している」という意味ではなく、「能力を公平に評価するとこうなる」との事。これは本当にそうなのだと思う。海外で仕事をしていてそれが製造業の場合、一口にコストと言っても日本で仕事するのと全然違う。日本ではコストを下げようとのお題目の元、あーでも無いこーでもないと意味があるんだか無いんだかの会議・打合せが行われがちだが、海外では物を作っている現場でお客の注文を聞いてきた営業マンが作っている製造マンの後ろで電卓叩きながら、「その素材を使うとコストが高くなる!」などと注文しながら物を作っている。

 

オーダーメイドの発注がその空気感とスピード感で組み上げられてゆくのだ。業界の差は多少あるにしても、工程変更、設定変更など試作やテストに於いては朝令暮改もいいとこでそのスピードの中で日本品質を保たなければ、競争に勝ち抜けない。

 

はたしてそんな速度と反応が今のシャープ経営陣、社員に可能だろうか?

 

世界の動きに取り残されていると言うのはそういう事だ。

 

世界の人と一緒になって働けば、日本人に足りないものを間違いなく実感できる。

 

自分が中国で仕事をしていた時は目の当りにそれを経験した。

 

今、日本に居ながら競争する会社は海を越えた向こう側で行われている競争に想像力を最大限働かせなければならない。なめて掛かれるほど今の日本は大したことないのだから。