第一に、『政治に宗教が必要である』
政治には慈悲などの理念がなければならない。また、政治は権力を伴うゆえに、政治に携わる人間は自身の心を制御する術を磨かねばならぬ。ゆえに宗教性が不可欠となる。
第二に、『人びとのなかに入っていけ!』『人びとに近づけ!』という実践規範。民衆から離れて政治はない。民衆との粘り強い対話こそが、時代を変える力となる。
第三に、『謙虚であれ』ということ。
謙虚か傲慢か。この一念の姿勢が、人生の成否、幸・不幸を決する。傲慢は、自身の欲望、邪心を解放し、人の道を誤らせる。仏法とは、傲慢を砕く自己制御の力である。
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ガンジーの言葉から抜粋。
アメリカのキリスト教系の政治家も不思議な事に似た様な主張をもっている。政治は慈善を伴う故に宗教性が必要というのは古今東西の優れた政治家に共通した精神性だと見受けられる。
権力の魔性とはよく言ったもので、自分を顧みる規範としておのずと宗教性の重要度が身をもって実感されるのだろう。でなければ強大な権力を人間がコントロールすることなど出来ないからだと思われる。