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中国の過労死。

「僕はもうすぐパパだよ。生まれた子供にはすくすく育ってほしいなって、本当に強く願っています」。中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)の30代男性社員の李俊明さんは、こんな言葉を交流サイト(SNS)にアップし、間近に控えたクリスマスに願いを込めた。ところが、わずか1週間後の2015年12月13日夜。自宅マンション近くを妻と散歩中、突然倒れ、帰らぬ人となった。李さんはテンセントの花形のゲーム部門に所属し、ゲーム開発のリーダーを務めていた。

 テンセントといえば中国で最も急速に成長した民間企業として知られ、時価総額はこの10年間で約50倍に急拡大。スマートフォンスマホ)向けのチャットアプリ「微信(ウィーチャット)」で知名度を上げた。

 

 

日経新聞記事より。

 

この他に、産休中でも自宅で仕事をし続け、明け方に痙攣を起こして亡くなった女性も中国有名IT企業でいた。

 

中国で年間3千件のデモ・ストライキをはじめとする労働争議が毎年起きており、過労死数は年60万人を超えるという。元が15億人と言ったって、多すぎる数だろう。しかも、60万人も無くなっているのに労働争議はたったの3千件だ。極端に言えば60万件あったって然るべき話だろう。

 

ここが、この国の恐ろしいところだし、日本の過労死問題とは根本的に違うところだ。

 

過労死のタイプも違う。精神的、肉体的に追い込まれての自死が日本では目立つのに対し、中国では燃えつき型。本人の精神力で本来なら致死的状況を生きている状態が保たれてしまい、ある日突然限界がきて死に至るタイプ。そもそも限界を超えている状態なのでいつ死んでもおかしく無い状態が日常化しているケースだ。

 

このタイプが生き残るのは、一回死にかけて、本人がそのヤバさに気が付く以外に脱出方法が無いのがたちが悪い。周りから説得されても、危機のど真ん中にいる本人はかなりの確率で聞き入れない。感覚がマヒして聞けない精神状態だから。

 

九死に一生で生き残って初めて、聞く耳を持てる状態にリセットされるのだ。

 

自分も倒れて気が付いた側なので良く解るつもりだ。経済成長や一時の好待遇、収入の増加に決して命を代えてはいけない。

 

家族にとってあなたの代わりは他にいないのだから。