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AIと人類のコスト対決

ブログ記事より抜粋。

 

コストが要求される人工知能に比べて、人間は1時間1000円くらいでも調達できるコストパフォーマンスが抜群に良い自律型知能である。標準で学習能力を搭載しており、演算処理やメモリを頭部に内蔵している。予期せぬ例外状況にも対応できる潜在能力を持っており、ネットワークや電源が繋がらない環境でも長時間学習活動ができる。個体差が大きいが、教師の存在によって判断の品質を維持できる余地がある。その判断能力の汎用性は現在の大企業で提供しているどの人工知能サービスよりも高い。

人間の大きなアドバンテージはハードウェアも標準で付属していることだ。人体は極めて精巧なハードウェアである。このような精巧なハードウェアは今現在いかなるロボットでも実現できておらず、実現できたとしても極めて高価だろう。人体のようなハードウェアを制御できる自律型人工知能も実用化の目処が立っていない。人間はソフトウェアとハードウェアが標準で揃っており、1日の稼働時間に限界が存在するが、これを交替制でカバーしていける余地も存在する。人間は極めてコスパが良いのだ。この優位性は、現在の人工知能開発やハードウェアを取り巻く状況が根底から覆るような革新がない限り、維持できるだろう。

 

抜粋終わり。

 

一理あるのかもしれない。

 

ただ、AIの凄いところは、人間でいう個人差が無い事と、体調不良で調子が悪い等のバラツキが極限までない。あと休まない事だと思う。そういうコストを考えると果たしてそこまで人類の方がが安いコストと言えるだろうか?

 

まだ、幸いAIが人類に勝てるのは特定の一分野だけだ。ところが、深層学習を可能にしたAIが昨今いるとかいないとか。とすると、人間の脳細胞の様にシナプスで繋がるが如く、ネットワークでつながるAIどうしが誕生しないとは考え辛い。

 

そうしたら、一定の速度で働き続けられるAIはランニングコスト最強の労働力なのではなかろうか?

 

一瞬の時間を切り取ってコスト1000円だと、学習も手足の連動も可能なマンインターフェースが優秀だと言われても、私にはそのコストメリットがあまり感じられない。

 

むしろAIが苦手とするのは、『感覚』で対応する分野で、それには優れたセンサーが必要なんだけれども、センサーを開発するようなAIが、今後誕生する可能性はあるのだろうか?例えばパターン学習的な分野はきっとAIは得意だ。だから、無制限に演算装置を増やしてやれば、将棋の世界でもプロ棋士に勝てた。

 

でも、

 

人間の指先の器用さを再現するセンサーを開発し、それを実際の作業に使える様にする技術は果たして開発可能か?

 

私がAIがカーボンベースの生命体に勝てない理由はそこじゃないかと思ってる。

 

極端な話、もしも『いきもの』よりもAIが優れていて、ターミネーターの様なスカイネット的なAIが人類を圧倒して、人類が滅びたとしよう。そのAIが他の天体に果たして進出するだろうか?

 

しないのではないだろうか?AIにとって『死』の概念が理解できないから。いきものはそれを獲得するまで、自覚のあるなしに関わらず長大な時間を掛けて進化してきた。それこそセンサー開発が役に立つのか立たないのか分からなくても、『試した』訳だ。AIにはおそらくその無駄を敢えてやる事が出来ない。

 

効率を求め、そこに特化する性質を元から持っているため、無駄を意味のないものとして最初から排除してしまうのではないだろうか?過去人類を始めとする『いきもの』が獲得した進化は一見無駄に見える処から獲得したことも少なくない。AIにそういった偶然が生み出せるのか?または偶然をヒントに進化可能なのか?

 

私はこれが出来ないと思っている。

 

だから、スカイネットに負ける事は無いだろうし、AIが人類を超える事もまた無いと思う。爆発的に成長でき、疲れを知らず、無限に個人差無く情報端末として増殖可能なAI生命体と言うべき機械が誕生したとして、それがもしこの宇宙のどこかにいたら。今頃、どっかの宇宙を支配して地球に来てても不思議はない。だって、奴ら留まる事を知らないだろうから。

 

今のところそうなっていない所をみると。

 

そこまで進化できないのでは?と推測するに至った次第。

 

で、最初の結論ね。

 

『コストで人類はAI勝てない。ただし、代替え不可能な分野がありそう。』が私なりの答え。