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一体国民をいつまで働かせる気なんだ?

自民党一億総活躍推進本部(本部長・川崎二郎厚生労働相)は「希望者には70歳まで働ける場を提供すべきだ」などとする政府への提言案をまとめた。少子高齢化で労働力が先細るなか、働ける高齢者に社会保障の「支える側」に回ってもらう考えだ。昔に比べ元気な高齢者が増えていることを踏まえ、加齢と老化の相関関係を検証することも政府に提案する。

 10日をめどに最終決定する。政府に提出し、政策への反映を求める。

 現行制度で企業が従業員を雇い続ける義務を負うのは原則65歳まで。提言案では70歳までフルに働けるように、国や地方自治体、産業界に環境整備を訴える。仕事を仲介するシルバー人材センターの機能強化などで高齢者の職場を確保する必要性も示した。

 現在60~70歳の間で選べる年金の受給開始年齢については「70歳より上の年齢も選べるよう検討すべきだ」と提言。開始を遅らせるほど毎回の受給額が増えるしくみにし、働き続ける意欲を損なわないようにする。

 女性の就業促進に向け、妊娠中の保育園の予約受け付けを自治体に求める。病気になる人を減らすため、スマートフォン不整脈を検知するような簡単な自己検査をする人に優遇措置を検討するよう求めた。

 

 

日経新聞記事より。

 

えっと、いつまで国は働かせる気なんですかね?

 

全世界レベルで見ても、長寿大国で、人類が経験したことのない未曽有の少子高齢化を迎えた日本の答えが、ジジババにもっと『働いてもらえばいいじゃない?』でファイナルアンサーとは随分と情けない回答ではないですか?

 

だれも文句言わないけど、これってただ年金払うのが遅れるとか、労働時間が延びるとかの問題ではないでしょう。はっきりって少子高齢化対策の有効打が無い事のツケを国民に回しているだけだからね。

 

結局そこで効果のある施策が打てないから、移民をさせたく無い現政府は今いる国民に何とかしてもらうしか手が無い!それだけだから。

 

ただし、これにはリスクが伴う。

 

いまですら、夏場に高齢勤労者が熱中症などで緊急搬送される件数が年々増えてるってニュースにもなってる。扱いは小さいけど。70歳まで働くって事は各労働の場を70歳まで働ける環境整備が必須になるってことだよ?

 

今の労働環境はマイナーチェンジをしつつも基本的には30年以上前の行動経済成長期のモデルを下地にしている。そこに70歳の高齢者が現役として働くことを前提にしたシステムがあると思う?ある訳ないでしょう。

 

60歳、65歳なら元々の制度が60歳を目途に設計されていたからまだわかる。ギリギリ誤差範囲だ。でも70歳は違う。現行の男性の平均寿命が70代前半なのを考えても、定年を70歳にするって事は、人にも寄るが死ぬ直前まで働ける世界になるという事だ。現役を引退したら即、年金貰わずに死ぬ世界にするということでしょ?

 

寝たきり老人がいる。アルツハイマーを患う人がいる世代が、働くことが可能な制度設計なしにそんなこと言われれば今まで出てこなかった事故が絶対に起きる。

 

60代の労働者と70代の労働者はもはや次元が違うと思わなくては設計を変更することは難しい。今の官僚は本当にその辺の想像力が働いているのだろうか?複合原因で狭い施策を選択せざるを得ない事は理解しているが、先細りになる一手になんの価値があろう。今必要なのは、未来が開ける一手を打つこと。将来に選択肢を残すために選択肢には保険を複数かけておくこと。そういった意味で昨日のAI活用は有りだと思う。

 

人間はしぶといのだからもっと頭を使え。

 

官僚も、政治家も優秀なんだろこの国は。少なくても、自慢できるような学歴をお持ちの秀才ぞろいなのだから、凡夫の国民をバカげた制度設計で苦しませるような真似は避けてくれ給えよ。

 

もっと想定を根底から考え直せ。今の設定は私が思うに甘すぎる。