トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

日米同盟の悪徳利用。

国防総省は6日、中国の軍事力に関する年次報告書(2017年版)を公表した。中国が南シナ海などで「強圧的な方法を用いて海洋権益を主張し、その拡大を図っている」と非難するとともに、軍用機用格納庫を建設するなど軍事拠点化の進展に懸念を表明。沖縄県尖閣諸島を巡る行動を批判し、尖閣が米国の防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象であると明記した。

 報告書の公表はトランプ政権の発足後初めて。中国の軍拡に強い警戒感を示す内容となった。

 南シナ海では、中国軍が埋め立てを進めている南沙(英語名スプラトリー)諸島で軍事拠点化が進んでいると強調。ファイアリクロス(中国名・永暑)礁、スービ(渚碧)礁、ミスチーフ(美済)礁の3拠点それぞれに軍用機24機を収容できる格納庫が建設されたとした。

 東シナ海の項目では、尖閣諸島について「中国が公船や航空機を回遊させ、日本の主張に異議を唱えている」と批判。尖閣が「日本の施政下にある」との認識を重ねて示すとともに、「米国は日米安保条約第5条が尖閣に適用されると考えている」と記した。昨年の報告書にこの記述はなかった。

 

 

日経新聞記事より。

 

何をどう言おうとも、中国と事を構える気はアメリカには無い。日米同盟も有名無実とは言わないが、憲法九条をを要する日本に軍隊を早く持ってくれと公式非公式を問わず、アメリカがラブコールを送っているの周知の事実。

 

その割に、日本が国産戦闘機エンジンを作るのには反対で、技術供与もしてくれない。ステルス機能も三世代は遅れている技術を供与されている。

 

アメリカはカネが無いから、無い袖は振れないけど、かと言って技術力のある日本に軍事技術まで追い抜かれたら叶わないと思っているのだろう。だから、遠回しな外交メッセージで中国を牽制するにとどまっている。北朝鮮にいまいち弱腰なのは中国への配慮からだが、保護貿易を訴える現アメリカ政権のくせにまったくメリケン魂の無い対応に恐れ入る。

 

アメリカはいつから玉無しになったのか。ああ、湾岸戦争の時にイラクに忘れてきたのかなるほど納得した。