トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

夢のアルツハイマー特効薬

富士フイルム臨床試験(治験)を実施中のアルツハイマー病の治療薬について、重症になる前の患者に対して症状の進行を抑える効果を確認したと19日に発表した。2018年度にも最終段階の治験に入る。アルツハイマー病分野は製薬各社が新薬開発に挑んでいるが、開発の失敗が相次いでいる。今後の富士フイルムの治験動向が注目を集めそうだ。

 同社は米国で実施した「T―817MA」の第2相(フェーズ2)の治験の結果を公表した。認知症と診断されて約2年半以内の患者に薬を約1年間投与したところ、認知機能の低下の進行を和らげる効果を確認した。また、記憶をつかさどる「海馬」の萎縮を抑える傾向もみられた。比較的進行の早い患者に対して効果があるとみている。

 18年度にも多くの患者を対象に有効性などを確認する「第3相(フェーズ3)」の治験に入る。日本を含めた国際共同治験を実施する予定だ。製薬大手との協業も視野に入れる。

 国内の認知症患者は、25年に約700万人と、12年比で1.5倍になる見通し。現在の治療薬は症状を一時的に和らげる効果しかなく、病気そのものの進行を抑えられない。

 

 

日経新聞記事より。

 

フィルム屋さんを辞めた富士フィルムが、金儲けのために認知症特効薬を作ろうと、日本じゃなく、アメリカで治験を積んでいる訳ね。ハイ解散!

 

どうりで、フェイズ3で最終段階な訳だ。

 

記憶が古くて申し訳ないが、日本の治験はたしかフェイズ5まである。安全性がもう、ウソだろって程確認されるので、余程の誤魔化しをしない限り日本の治験はすんごい遅い。ガンの特効薬と言われた丸山ワクチンって、今聞かないでしょ?あれも効くとされていたけど結果、幻の特効薬として封印されたままでしょ?

 

今は有償で試せるようになっているらしいですが。

 

とまあ、使えると思われている薬すら、めっちゃ固いガードで、安全性と有効性がキッチリ確認されないと使えないのが、日本の治験制度。当然、難病の患者さんは大変な想いをされるが、扱うのが人の命である限り、こうなるのも、致し方ない面があるのかもしれない。

 

所で、アメリカさんの治験がなぜヤバいのか?そもそも、アメリカでは薬価交渉権が国に無い。どういうことか?国が薬の値段を決められない。もっというと、値引き交渉が全くできない。その権利が無い!これがどうなるか?

 

製薬メーカーが開発費に儲けをのっけて定価を決めて売れる。しかも、治験も、極力早く終わるように短縮されている。薬価交渉権を放棄した国って、こういう事。つまり、製薬会社が、値段も治験もコントロールしているのだ!

 

これほど恐ろしいことは無い。だって、効かない薬を高値で売れるって事よ?もっといったら、安全性が確認できないような怪しい薬や、安全性に難があって副作用も強いけど、とりあえず、病に効く薬も販売できるって事。

 

だって、使うか使わないかは『患者様の自己責任で判断するんだもん!(てへペロ)』ってのが、アメリカだ。

 

だからね。アメリカの製薬会社の社員はアメリカ以外の薬を使うんだと。そんな冗談(マジ)が言われてるのが、アメリカの薬業界だ。その治験をとっとと終わって、人間様に使えるようになりますよ!ってのが、今回の富士フィルムアルツハイマー薬だ。

 

どこにも薬がアルツハイマーに効き目があるとは書いてあるが、どの程度効くのか?どのくらいの症状の患者に使うのがベストなのか、うまくごまかしてるでしょ?(笑)

 

重症化していない患者に効くんだって(笑)

 

どっからが重症化状態なのか、正確に答えられる人いますか?本職の医師を含めて。素人に解りやすいように。

 

いねーよ!

 

そもそも専門医だって、初期のアルツハイマーを見分けるのは難しいし、どこからが、重症化なんて境目は分からない。末期なら、わかるだろうよ。

 

でも、アルツハイマーの特効薬はいまだに一つもない。効くとされていた。もしくは効くと期待されていた薬のほとんどは実は症状を遅らせる事すら叶わない事が最近の研究で明らかになっている。そこにこの『効き目はある』薬の登場だ。どの位効くんですかね?どのくらいの症状の患者なら、アルツハイマーの悪化より先に寿命が来るような効能を期待できるんですかね?副作用はどの程度、どんなものがあるんですかね?

 

毒を転じて薬となすってことわざがあるように。基本的に薬は毒だ!薄めて使えば薬となる。ツウ事は、効き目はあるが、治らないかもしれないし、アルツハイマーには効くが、その代り心臓が弱るとか、内臓や他の脳細胞にダメージがあるとかの副作用があっても別に不思議じゃない。だって、アルツハイマーには効くんだもの。

 

この記事はそういう事をいっているのだ。

 

新聞記事は鵜呑みにしてはいけない。情報は全部自分の都合の良いように聞き取ってはいけない。アメリカの治験が唯一有利な点。輸入したアメリカの薬が日本で使えるって点だけだ。ただし、安全性や副作用の危険性は自己責任な!だって、日本の治験通ってねーから(笑)

 

使うか使わないかはあなた次第。

 

え?私ですか?

 

御冗談を。まだ死にたくないですわ。チャンちゃん。

 

御後が宜しいようで・・・。