トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

ケンブリッジ大の意地!!

習主席の検閲部隊が反体制派を取り締まる活動を中国外まで広げるなか、英ケンブリッジ大出版局(CUP)はある政府機関から連絡を受けた。中国に特化する有力研究誌に掲載された、政治的に微妙な問題を扱う論文300点以上についてだった。中国国内からのアクセスを遮断してほしい、さもなくば報いを受けることになるという内容だ。

 世界最古の出版社であるCUPは当初、その要求に屈し、チベット天安門広場での大虐殺などをテーマとする論文を取り下げた。その理由として、多くの企業の不安を挙げた。従わなければ、巨大で、なお急成長する中国市場へのアクセスを完全に断たれるというものだ。

 商機のために学問の自由の原則を犠牲にしたと抗議の声が上がると、CUPは21日、方針を転換。当初の自主検閲を「臆病で恥ずべき行為」として批判した多くの中国研究者が、この方針転換を歓迎した。

■今後かかる圧力の予兆

 だが、この騒動は、外国の大学や出版社、さらには、ほかの企業や政府に今後かけられる圧力の予兆にすぎない。抑圧は、中国政府の「走出去(海外に打って出る)」戦略における最新の「輸出品」になりつつある。

 CUPの中国研究誌「チャイナ・クオータリー」に掲載された論文300点へのアクセス遮断を決めたことは、中国国内にいる学術読者の小さな社会にとっての問題では済まなかった。より重要なのは、世界有数の名門大学を通して、禁止されたテーマは研究と議論をするのに安全な分野ではないというメッセージを送ってしまったことだ。

 中国の圧力を受けた萎縮効果は、オーストラリアから米国まで、世界各地の学者が大学内での中国共産党の影響力拡大について懸念しているときに生じた。共産党に有力なコネがある大物中国人からの寄付や、中国政府による資金拠出、あるいは共産党系の学生団体による講座内容や講師に対する抗議を通して、党の影響力が増しているのだという。

 中国当局ケンブリッジの遅まきの抵抗に、まだ反応していない。だが、多くの学者は、大学は次第に「ポリティカルコレクトネス(政治的正しさ)」に対する共産党の狭い見解に譲歩することを強いられるようになり、従わなければ中国市場へのアクセスを断たれる脅威にさらされると考えている。

 

 

日建新聞記事より。

 

ケンブリッジ大がとりあえず、一時的に屈した膝を上げて、立ち上がった模様。方針を転換したとしか語られてないのでどう立ち上がったのかは不明。

 

結局、お金が無いと大学もやってゆけないから、簡単に屈するのよね。献金出さないって言われてビビったんでしょ?

 

良いじゃん別に。食えなほど貧乏な教授じゃあるまい?餓死するまで戦うのが、象牙の塔に身を捧げた碩学の誇りじゃないの?それとも食えないとなったら投げ出すような学問なの?そんなん辞めちまえよ!その程度の学問ならわざわざ大学で研究するまでもないわ!