ECが今回サンプル製造を始めたのは、ユーザーが用途に合わせて回路の組み替えができる「FPGA」と呼ばれるチップだ。スイッチ自体のサイズが小さい上、従来のFPGAのように不揮発性メモリー(SRAM)を使わなくてよいため、チップの大きさは従来比3分の1。チップ内の配線が短く、待機時の電力が不要のため電力効率も従来のFPGAの約10倍に達する。
また、半導体LSIは電荷の働きで回路情報を保持するため、放射線や電磁ノイズによって動作エラーが生じる。原子スイッチ素子は金属配線であることから放射線や電磁ノイズに強い。
原子スイッチは日本で生まれた技術だ。開発には当時、物質・材料研究機構でチームを組んでいた青野正和(現国際ナノアーキテクトニクス研究拠点エグゼクティブアドバイザー)、長谷川剛(現早稲田大学教授)、寺部一弥(現同機構グループリーダー)の各氏らが関わった。
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日経新聞記事より。
これで集積回路を更に小型化できるんじゃね?
凄い発明だな。
しかも、放射線の影響もかなり受けずに済むとか。兵器に使われると電子戦でも有利に戦えそう・・・。