日産自動車の無資格検査問題を受け、品質管理の国際標準規格「ISO9001」の認証機関が、同社の国内向け車両の生産に関する認証を取り消したことが分かった。検査データを改ざんした神戸製鋼所の子会社も日本工業規格(JIS)の認証を取り消されている。今後見込まれる影響などについてまとめた。
Q ISO9001やJISとは。
A ISO9001は企業に一定水準の品質管理体制が備わっているかを評価する国際標準規格。スイス・ジュネーブに本部を置く非政府組織、国際標準化機構(ISO)が定めている。
JISは国が鉱工業製品の仕様などを定めたもので、製品の品質のばらつきや生産方法が異なることによる非効率を防いで製品の安全性を高めることなどが目的だ。いずれも民間の機関が審査と認証を担っている。
Q どのような場合に認証が取り消されるのか。
A 審査項目に対して不正があったり、不適合があったりすると取り消しになる。JISの処分は重い順に、認証の「取り消し」「一時停止」「是正措置」。経済産業省によると、工業標準化法(JIS法)が2004年に改正されて以降、JISの取り消しを受けたのは約20件あるという。
Q 認証取り消しでどのような影響が考えられるか。
A 経済産業省の担当者は「下請け企業などから調達をする際の前提にしている事業者もあり、納品ができなくなる恐れがある。JIS認証が自治体などの入札の参加要件になっている場合もあって、そうした入札に参加できなくなってしまう可能性がある」と指摘する。
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日経新聞記事より。
ちなみにトヨタはISO取ってないよ(笑)
ISOを超える品質を自負しているのと、ISO認証機関にどうこうされるのが、ムカつくってのもあるんだろうけど。認証機関に実質上の上納金修めないといけないしね。トヨタ規模だとこれがバカにならない。
なので、ISO側が、自動車ISO19600だったっけな?を作ったものね。無駄だけど。