どこの会社でも大抵そうだとは思うが、年度の切り替わりは日本の企業の場合大体4月な訳でして。
どうやっても人事発令は4月をベースに行われます。
でもって、その4月とは気の切り替わりの都合上、3月21日から4月扱いな訳ですから、その人事発令は3月中に行われることが多い。
ちなみに自分の所属する会社では4月と9月がだいたい大型人事の発令時期になってます。
今年の人事は組織改編もあって大きく動くというのが大方の見方です。
でもって、その人事に今回は私も絡んでくる。
もう私もおっさん年齢なので、余程仕事で使えねーか、大馬鹿野郎でもない限り、まあ何かしらの立場を与えられるところまで来ています。つい最近までは部下を持っていたりしましたが、海外規定上海外赴任すると日本での役職はすべてはく奪されるルールなので、今は平です。
で、会社の上司である部長から、直接メールが・・・。
部長『お前さぁ、すっげー早く帰ってきて、日本で苦労するのと、すっげー遅く帰ってきて海外で苦労すんのどっちがいい?』
私『それ、どういうことっすか?』
部長『だからさぁ、偉くなって、中間管理職で苦労すんのと、海外に永久追放されるのどっちが好きって話よ。』
私『どっちも嫌ですけど!!』『しかもさりげなく海外選択した方が、危険度上がってませんか?』
部長『あ、気が付いた?細かいこと気にするやつだなぁ』
私『いや、細かくねーし!結構大事なことさらっと言ったし!』
部長『まぁまぁ。』『で、どうよ。偉くなる?』『島流しがいい?』
私『いや、いちいち気になる言い方っすね。』『そもそも偉くなるのって私が選んでいいんですか?いや、むしろ選べるんですか?』
部長『いや、お前に拒否権ねーけどな(笑)』
私『ないんかい!』
部長『一応、本人の意向を参考意見として聞いておこうと思ってな。』
私『どうせ部長のことだから、どっちの回答をしても、ヤツは喜んでやるそうです。とか言うんでしょう?』
部長『解ってればいいや。』
私『よかねーよ!』
部長『なんだよ急に。』『別に海外で子供作ってきても良いからさ。ちゃんと領事館に言えば日本人として認知できるし(笑)』
私『子供いねーし!つか、結婚もしてねーし!婚外子作るとかねーし!』
部長『一応、どっちに転んでも、早めにお前には連絡してやるよ。』
私『やっぱり、私に選択権ないんじゃないですか!』
部長『当たり前じゃん。今頃気づいたの?』
私『・・・。』
部長『まあ、上もお前のことかってるみたいだから、最終的に俺の後釜まではあると思うよ。』
私『それ別にうれしくねーすけど!ストレスで死亡フラグですけど!』
部長『まあ、なってから悩んでくれ給え(ニヤリ)』
私『相変わらず鬼っすね。』
部長『そんなぁ。褒めるなよ。何も出ねーぞ。』
私『その精神力太いところ、部長の魅力だと思います・・・。』
部長『そうかなぁ~(照)』
私(心の声)だから褒めてねーけどな!!
部長『でさ、実際どうなのよ?女いるの?子供本当にいないの?』
私『だからいねーって言ってんだろうが!(心の声)彼女はいるけど・・・。』
部長『あとさ、ぶっちゃけどうよ、中国好き?』
私『サラリーマンなんで、給料さえもらえれば日本だろうが、中国含めた海外だろうが、仕事は選びません。なので、長く居ろって言われた時も対応できるようにあと三年くらいいる覚悟はしてます。』
部長『ふ~ん(ニッコリ)』
私『あ、早く帰って課長やる気もあるって話ですから・・・(ブツッ)ツーツー。』
私『あ!電話切りやがった!!あのおやじ!』
さて問題です。私は早く日本へ復帰する可能性が高いのか、このまま社内最長不倒の海外赴任歴を刻むことになるのか?
さて、どっちでしょうか?