トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

中国の現金離れの変遷。

中国・大連市で、手術台に上った患者が医師にQRコードを示され、検査で新たに見つかった腫瘍の追加の処置費用をスマートフォンで支払うよう求められた――。今年初め、そんな信じられない出来事が報じられた。中国では手術費用は事前精算が一般的なので違法ではないようだが、モバイル決済の普及ぶりにあらためて驚かされる。

中国は特にリテール分野において世界屈指のフィンテック大国である。2017年のモバイル決済額は、日本の電子決済額全体 の60倍に当たる203兆元(約3450兆円)。断トツの世界一だ。中国人の84%は現金を持たずに外出することに抵抗がないというデータもある。筆者が北京で、割り勘のランチ代を紙幣で手渡したところ、その男性は財布を持っていないとのことで、紙幣をそのままポケットに押し込んでいた。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

これ、実は2重の意味で面白い。

 

中国人は今も、昔もあまり財布を使わない。

 

『銭袋(チェンバオ)』とは財布の意味だが、あまり一般的ではない。昔は偽札が多かったので、くしゃくしゃになった古いお札が人気があった。それだけ長く使われた本物の可能性が高いお金だからだ。

 

だから、中国ではピン札は偽札だと疑われることが多い。

 

でも、最近都市部では外国人が多くいるため、新札を使う機会が多く、多少は緩和されている。

 

で、くしゃくしゃなお札にする簡単な方法は財布を使わないことだ(笑)

 

ついでにスリも多いので、わざわざ財布だとわかるものを持ち歩くのはバカであるという認識もある。

 

そんな中国は超が付く『携帯・スマホ依存症』なので、あっという間に電子マネーが浸透。今では現金を持ち歩くのはカッコ悪いと思うまでになった。じっさい夜店の屋台ですら現金が使いづらくなっている。

 

どっちにしろ、外国人には急に右に左に振れすぎる中国はやりづらいことには変わりがない。